アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

ポケットトランペット 10

2008-03-14 11:11:18 | 楽器
先月購入した、マルカートポケットトランペットは私の“超お気に入りの楽器”です。

マルカートはジュピターを作っている台湾の工場で作られています。

この工場は他にも、キャロルポケットトランペットを作っているようです。(他にもホルトンポケットトランペット、部品だけですがシャガールポケットトランペットも作っているようです。)

マルカートポケットトランペットとキャロルポケットトランペットを見比べるとマウスパイプとバルブケーシングは金属素材(銅の配分が少ないか、多いか)が違いますが、基本的に同じように見えます。

マルカートポケットトランペットは第一抜き差しが抜き差し調整出来るようにしてありますが、キャロルポケットトランペットは第三抜き差しが抜けるようにしてあるので、それに伴う管の取り回しが違うようです。

マルカートポケットトランペットを吹いて判ったことは、低いド♯、レの音程が高くなる音を第一抜き差しを抜いて音程を調節するのは限界があります。

例えば、ド、レ、ミと吹く場合。
ドは第一抜き差しはそのまま。
レは第一抜き差しを抜く。
ミは第一抜き差しを戻す。

この“ミは第一抜き差しを戻す”時に唇にかかるマウスピースの圧力が変わり、音程が安定しません。

曲が遅い時は良いのですが、4分音符の時などは問題です。(最初から第三抜き差しを抜いておくと言う手はある。)


ポケットトランペットで第三抜き差しに、リングの付いている楽器を吹いたことがありませんが、抜き差し管で音程を調節する時に音程が安定しないんじゃないか?と思っています。

マーシンキュイッツのポケットトランペットは普通のトランペットと同じに第一抜き差し、第三抜き差しにリングが付いています。(写真では第三抜き差しの抜ける量が少ないので音程を調節するには不十分な感じがします。また、管の取り回し構造上、抜き差し動作自体がスムースにいかなそうに見えます。)

通常のトランペットとは違うので、抜き差し管で音程を調整するのは「割りきり」が必要?かも。
コメント
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