アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

クリスマス市 3 ブラスアンサンブル

2006-12-16 14:04:07 | 音楽
ローテンブルクのクリスマス市も夕方になると、人でごった返してきました。

日本より緯度が高いので(日本で言うと樺太の南部と同じ位の緯度)、4時位には暗くなります。ちなみに朝は8時位にならないと明るくなりません。

クリスマス市の屋台でパン、ソーセージ、グリューワイン(赤ワイン又は白ワインに香料、砂糖を入れ温めた飲み物。)などを買い食いしながら散策しました。
(パン、ソーセージはドイツのどこで食べても美味しいですが、グリューワインはちょっと??)

マルクト広場の近くにある教会から音楽が聞こえてきます。

ブラスアンサンブルの演奏です。

クリスマスの音楽を演奏しています。

クリスマス市に来て楽しいことは屋台を散策するだけでなく、その土地の音楽を生で見聞きすることが出来ることです。(ニュルンベルクのクリスマス市でも子供達が路上でソロやデュエットの演奏をしていました。)

トランペット4人、トロンボーン4人、チューバ1人の9人編成です。

なかなか雰囲気のある演奏です。ブラスアンサンブルの9重奏の楽譜はあまり出版されてないので、5重奏の楽譜を使って演奏しているようです。
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クリスマス市 2 ローテンブルクの吹奏楽団

2006-12-12 14:39:24 | 音楽
ニュルンベルクから古城街道を通り、ローテンブルクに着きました。

ローテンブルクは「中世の宝石箱」と呼ばれている町で、グリム童話に出てくるメルヘンのような趣きがある町です。

町を観光した後、クリスマス市を見ているとマルクト広場から、音楽が聞こえてきました。

町の吹奏楽団です。クリスマスの曲を演奏しています。

総勢24人。日本の吹奏楽団の編成では中、小編成にあたる吹奏楽団です。

詳しい編成は、クラリネット5人、トランペット9人(1人指揮者を兼ねている。)フリューゲルホルン1人、テナーホルン5人、トロンボーン1人、チューバ2人、スネアドラム1人、合計24人です。(トランペットの数が多いです。)

写真では写っていませんが、クラリネットの向かって右側にトランペットが2列に並んで演奏しています。

テナーホルンはドイツ語圏では人気のある楽器で、トロンボーンより多い数使われています。音質はトロンボーンとユーホニウムの間ぐらいの音です。

木管楽器にサックスがありませんが、ドイツの古い楽器編成ではサックスは入っていなかったのです。

ドイツがサックスを吹奏楽団に取り入れたのは、他の国より遅く第2次世界大戦の時、ドイツ空軍がブラスバンドに採用したのが最初でした。

今も、オーストリア、ハンガリー、チェコ、スロバキア、チロル地方にサックスの入らない、楽器編成(中編成以下。大編成はサックスを入れるようにしています。)が残っています。
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ドイツのクリスマス市 1  ポストホルン

2006-12-09 15:23:51 | 音楽
11月29日成田をたって、日本航空直行便JL407便でドイツ、フランクフルトに着きました。

ここからハイデルベルク、シュトゥットガルト、ウルム(ここは湧き水が、そのまま綺麗な小川となって流れています。)のクリスマス市を見学し、次の目的地ニュルンベルクに着きました。

ここのクリスマス市は、人でごった返しています。その中をかき分けて、馬車がやって来ました。

ラッパの音が聞こえてきます。「ポストホルン」です。

ポストホルンは、15世紀ヨーロッパで郵便制度ができてから、近年まで郵便馬車(乗合馬車も兼ねていた。)の出発と到着を知らせるため、御者が吹いた環状のホルンです。(音質はホルンよりコルネットに近い音です。)

写真のポストホルンはロータリーバルブ付きの楽器ですが、郵便馬車の御者が使った楽器はロータリーバルブの付いていない「ナチュナルポストホルン」です。

写真では左手で譜面を支え、右手でロータリーバルブを操作しています。

演奏している曲はクリスマス市なので、ドイツの古いクリスマスの曲を演奏しています。

本来は、郵便馬車の出発と到着を知らせるための音楽を演奏したことでしょう。
ケーニヒの「ポストホルンギャロップ」の様な単純で素朴な旋律を !!

馬車の上で演奏されるクリスマスの曲もなかなか味があるものだ!と感じました。
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ドイツ旅行

2006-12-06 11:15:18 | 音楽
先週の水曜日から昨日までドイツのクリスマス市に行って来ました。
(ですからブログは、この間お休みでした。)

クリスマス市へ行ったのは、今回で2回目です。クリスマス市のお話は次回から書くつもりです。

今回の写真は、ミュンヘンの吹奏楽団の写真です。

パレードの先頭は、トロンボーンです。イギリス式隊列の並び方のようです。

ドイツのパレードの並び方は、前に載せた南チロルの吹奏楽団並び方のように、縦に同じ楽器が並ぶのが、本来の形のようです。(日本人の目からは、ちょっと変わった並び方に見えます。)でも、ドイツではこの隊列の並び方は崩れてきているようで、イギリス式に変わってきているようです。

オーストリアの吹奏楽団ではドイツの古い隊列の形が守られていて、パレードの際は、縦に同じ楽器が並ぶ隊列のようです。
コメント (2)
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