演劇知

劇的考察譚

8月を終え9月になって

2009-09-01 23:03:35 | Weblog
ご無沙汰になっておりました。面倒になったのではなく、パソコンにゆっくりと向かう暇も無く色々やっておりました。今年の夏は昨年と異なり割と忙しく、だからこそ考えることが多い時間になりました。

後半色々観たり聴いたり考えたりしましたので、出していきたいと思います。

まずは今やっております、テレビ番組「爆問学問」にゲストとして出演しております坂本龍一さんが発言されたことを羅列




古楽の音の重なりを楽しむ

世界の音楽を垣根なく聴く

商業音楽はノイズに聞こえる

音がしない音楽
「4分33秒」
楽器の音だけが音楽ではない

ループになるのがリズムだが、それが崩れていくところに面白さを感じる

歌詞が耳に入ってこない。記号として入ってくるので全て音楽に聞こえる

言葉だと届かないが音にすると容易に伝わる

商業を越える、芸術の境地に至るのは簡単
共感も持ってもらえつつ、自身も感動するものを作るのは非常に難しい

芸術を行うのは胎児と同一

本当に恐怖している時に音楽が入ってきて肩の力が緩み、そこで初めて泣ける。

僕らが信じていることは100%信じてはいけない どこか疑わなければいけない

耳を澄ませ
人類が生まれてから
音楽が消えたことはない




YMOという商業音楽の頂点を極めた坂本教授だからこそ、この境地に達したのでしょう。そして机上の空論ではない重みがあります。
伝統芸能や古典を感じるのも上記の精神を持ってのことなのか、そうなのかなと思いました。芸術の秋、芸術をよくよく考えます。

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