Q68 ダラダラ残業の一番の問題点は何だと思いますか?
ダラダラ残業については,割増賃金(残業代)請求の場面で問題となることが多いことから,割増賃金(残業代)請求の問題を中心にコメントしてきましたが,個人的には,割増賃金(残業代)の問題よりも,長時間労働による過労死等の問題の方が重要な問題と考えています。
割増賃金(残業代)は所詮,お金の問題に過ぎませんが,過労死等はお金では取り返しがつかない問題です。
くれぐれも,社員の健康を損ねないよう,十分な配慮をするようにして下さい。
長時間,元気に働いている経営者の方々もたくさんいらっしゃることと思いますが,自分ができることだからといって,他の人もできると考えるべきではありません。
精神的に弱い方,体力のない方も多く,元気な方と同じように働いたのでは,鬱病になったり,身体を壊したりしてしまいます。
一般の社員の残業時間については,休日労働時間込みで,1か月45時間程度までにとどめておくのが適切なのではないかと考えています。
長時間労働が避けられない場合であっても,せめて,残業時間を休日労働時間込みで,1か月80時間未満にとどめるようにすることを,強くお勧めします。
弁護士 藤田 進太郎
ダラダラ残業については,割増賃金(残業代)請求の場面で問題となることが多いことから,割増賃金(残業代)請求の問題を中心にコメントしてきましたが,個人的には,割増賃金(残業代)の問題よりも,長時間労働による過労死等の問題の方が重要な問題と考えています。
割増賃金(残業代)は所詮,お金の問題に過ぎませんが,過労死等はお金では取り返しがつかない問題です。
くれぐれも,社員の健康を損ねないよう,十分な配慮をするようにして下さい。
長時間,元気に働いている経営者の方々もたくさんいらっしゃることと思いますが,自分ができることだからといって,他の人もできると考えるべきではありません。
精神的に弱い方,体力のない方も多く,元気な方と同じように働いたのでは,鬱病になったり,身体を壊したりしてしまいます。
一般の社員の残業時間については,休日労働時間込みで,1か月45時間程度までにとどめておくのが適切なのではないかと考えています。
長時間労働が避けられない場合であっても,せめて,残業時間を休日労働時間込みで,1か月80時間未満にとどめるようにすることを,強くお勧めします。
弁護士 藤田 進太郎