河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

ソウルの南大門でも火災! 国宝崩壊 ~消防隊何してるんだ~

2008-02-11 | 海外と旅。
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昨日ロンドン・カムデンの火災に驚いたばかりだったのですが、なんと今日はソウル・南大門です。

南大門、火災で国宝の崇礼門が崩壊。

※写真をクリックでYahoo海外ニュースへ飛びます。



ソウルの南大門には国宝に指定されている、非常に古い建築物(私の印象はオブジェに近いものでしたが)の崇礼門があります。
1390年代に建てられたというのですから、ちょうど日本では足利義満が金閣寺を建て直した時期と同じです。
なので、金閣寺並みに貴重な建物が消失した、という捉え方をすると、どれだけの損害かが分かるかと思います。

火災は5時間後に消火されましたが、写真の通り、無残な姿となってしまいました。
でも、この街中にあって、周りも広い道なのに、どうしてこのように消火活動に手間取ったのか?
国宝なので積極的に消火活動を行えなかったというのが消防側の話ですが、じゃあ手をこまねいて焼け落ちるのを見ていたのでしょうか。
ちょっと呆れますね。
でも近くには南大門マーケットもあり、日本人観光客も多い場所なので(またマーケット近辺ですが・・)死傷者が出なかったことだけが幸いです。

ただ私にとっては貴重な建築物というのは人の命の宿った、一種生命の息吹さえ感じる存在なので、昨日のカムデン火災と同じく、かなりショックな話です。
↑上の写真、手前に菊の花が見えますが、これはまさに被害者=崇礼門に手向けられた慰霊の意味が込められていると思われます。
それ位、古く貴重な建築物というものは、命とか、むしろ神さえ感じさせる存在になりうるものです。
多くのヨーロッパの中世の建物も、いつもそういった尊敬の念を持って見つめています。


しかし国宝に火をつけるということ自体ちょっと信じられませんが、そういう事もあると想定して、もっと強固な警備を置くとか、消火活動のシミュレーションもしておくとか、そういった事は必要ですね。

放火した人、自分のした事の重大さを分かってるんでしょうかね。

日本で金閣寺が燃えたら・・・
ロンドンのビック・ベンが燃えたら・・・
パリのノートルダム寺院が燃えたら・・・
フィレンツェのドォーモが燃えたら・・・
落とし前どうつけますよ・・・嗚呼恐ろしい


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