河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

「ショコラ」

2008-02-14 | 映画。
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今日がチョコレート日和?ということもあり、先日BSで放映されていた「ショコラ」を想い出しました。

2000年の作品なので、結構前になるんですね。

お話は、フランスの古いカトリックの慣習に縛られた閉鎖的な村に、母娘がやって来たことから始まります。
母娘はチョコレート店を営み、その甘い魔法は始め「悪魔の誘惑」と忌み嫌われ、村中から村八分に遭うのですが、やがてそのチョコレートは1人、また1人と固い村人たちの心を溶かし、暗い雰囲気に包まれていた古い村を明るくハッピーにしてしまう、ファンタジックなストーリーです。

よそ者の母娘の母役はおなじみフランス女優のジュリエット・ビノシュ。
その相手役で、船のジプシーとして現れ、同じく村中から嫌われている男性にジョニー・デップ。
今や“ジャック・スパロウ”と言った方が彼を想い出すんじゃなかって位、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のイメージが強いデップですが、こういうロマンス系の彼もかなり素敵です。

そういえば、この映画の中でジュリエット・ビノシュの娘に
『あなた海賊なんでしょ?』
『まあ、そんなもんかな』
というやり取りがあって、(やっぱり海賊なのか・・・)と思わず苦笑せずにはいられませんでした。

こういう、最後が全員ハッピーエンドで、見ていて安心、しかもチョコレートがお洒落で、甘い雰囲気が画面を通して香ってくる・・・・という映画は大好きです。
フランス映画らしく、色使いや音楽、小物にも凝っているところも二重丸。

ただ、欲というか私の個人的な我侭を言えば、やっぱりフランス映画でフランス人起用していてフランスの田舎が舞台なのだから、フランス語喋ってよ!!という事でしょうか。。
フランスの田舎で、教会の司祭が村人を相手に英語で説教なんて、絶対有り得ません。

何故かほんのちょっとだけ、あえてフランス語のセリフが出て来ますが、逆に更に不自然です(笑)
それなら英語で統一した方がいいです。

フランスは英語圏に媚びないところが好きなので、ジョニー・デップを起用して何故か英語に対して気を遣っているようで、ちょっと残念でした。
ジョニー・デップだってフラ語喋ってくれる(はず・・・それ位はやれば出来る!)ので、フランス語でやればもっと背景とマッチして雰囲気が良かっただろうと思います。

でも、それをさて置いても心地の良い秀作です。

そして、観た後チョコレートが食べたくなります。絶対なります。


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