野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

スイレン 寒さに強い

2022-10-10 00:00:00 | 絵日記
我が家には
小さな池がある

スイレンとハスを植えた

標高1,000メートルの
寒さには
ハスは耐えられず
スイレンが残った

昨冬は
池の水を抜いたのだが

春には復活
改めて
寒さに強いことが
証明された

花は咲き終わると
下向きに垂れ下がり水中へ
底の土の中に潜る

葉は
ハスと違い
水に浮いて漂う

モネの庭とは
程遠い池だが
季節の移ろいなど
それなりの気分を
味合わせて
もらっている




ラッカセイ 花は落ちて土に潜る

2022-10-05 00:00:00 | 絵日記
ラッカセイは
漢字で落花生

花が咲き終わると
子房柄が下に伸びる
子房柄とは
花の中にある
豆になる部分のこと

先が針のように尖り

地面に突き刺さる
黒いビニールの
マルチにも
しっかり刺さる

土の中へもぐりふくらんで
豆になることから
落花生の名前になった

暗くなるだけでもいいのか
実験したところ

豆にはならない

やっぱり
土に潜らないとダメ


南大東島に住んでいた時のこと
島の食料品店の棚に
生の落花生と
タピオカの粉末が
並んでいた

何を作るのか
お店の方に聞くと
「ジーマミ豆腐を作ります」
「エー!?」
「簡単ですよ」
分量や手順を話してくれた

ジーマミ豆腐の
とろみはタピオカを入れる

残念ながら作り方を
覚えて来なかった
せっかくのチャンスを逃し
惜しいことをした

ジーマミ豆腐は
落花生で作る

ラッカセイは
重い食物アレルギーを起こす食品
として知られている

沖縄料理を食べる時には
皆さんもご注意下さい



ニ種類の南瓜 パンプキンパイ

2022-09-30 00:00:00 | 絵日記
カボチャは
大好きな野菜なのに
育てたことはなかった

初めての挑戦
品種は
白爵かぼちゃ
『保存性抜群』の
謳い文句につられた

なにせ
食糧難と聞いて
食いしん坊の我が家は
保存の効くものが
再優先

ニンニク
玉ねぎ
ジャガイモ
さつまいも
長芋
ヤーコン
長ねぎ
ニンジン
小豆
花豆
落花生
カボチャ

300坪の畑
30坪の田んぼ
今年の冬は
大丈夫かな


パンプキンパイを作ってみた


カボチャは生のまま
長さ2~3センチ
8ミリ角に切って
冷凍のパイシートに包んで
オーブンで焼く
最初200度で15分
180に下げて40分

焼けたら
アミの上で冷ます

甘みが足りない時は
カボチャの上から
グラニュー糖をかけて調整

今年の冬は
カボチャ尽しになりそう

シャカシメジ きのこ御飯

2022-09-25 00:00:00 | 絵日記
小さな丸い傘が
根元でくっついて
お釈迦様の螺髪(らはつ)
のように見えるので
シャカシメジと言う

千本しめじとも呼ばれる

匂い松茸
味しめじ
と言われる
このキノコご飯は
気兼ねなく食べられて
美味



山の物は
下ごしらえに手間がかかる

採るのは一瞬だが
口に入るまでに
時間がかかる

年に一度のお祭り
慣れる暇もなく
いつも
アタフタしながら
作業は進む

今回は
きのこ御飯
きのこと豆腐の澄まし汁
天ぷら(シャカシメジとカボチャ)
きのこの佃煮
ジャガイモとの炊合せ


お昼すぎに取り掛かり
準備できたのは夕方

一休みしないと
きのこの匂いが染み付いて
美味しく味わえない

さあ
お風呂に入って
サッパリしたら
宴会だ

ハイビスカス 沖縄の垣根

2022-09-20 00:00:00 | 絵日記
沖縄県
南大東島の友人から
島バナナが届いた

今年は
パイナップルが
ダメだったので
バナナを送ります
との連絡から3日後

まだ青いバナナが到着
温かい部屋に置いて
追熟するのを待つ

青いバナナを見るのは
久し振り
南大東島では
家の玄関先に苗を植え
実ったバナナの絵を描いた

バナナの脇には
ハイビスカスの木があり
家の周りに
植えられていた

台風の
通り道にある島では
木を植えて
風よけにする

花は
四六時中
と言っていいくらい
いつも
咲いている
一重や八重
色も赤
ピンク色
オレンジ色
赤紫と様々

1月にコスモスが咲き
2月には桜が咲く
南大東島では
コスモスと桜が一緒に咲く

3月には
気温が30度になり
早くも夏の到来

春1ヶ月
夏10ヶ月
秋1ヶ月
冬は無し
といった印象

おかしな事に
南大東島に居るときは
秋の枯れ葉や
冬の寒さが恋しくなった

寒いのが嫌で
冬が無いことを
求めて来たはずだったのに
自分でも
不思議な感覚

甘酸っぱく
熟れたバナナを
頬張りながら
懐かしい島の暮らしを
思い出した