野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

フキの花 蕗味噌の焼きにぎり

2022-04-30 09:25:00 | 絵日記
フキは雌雄異株

雌株の花は
茎の先に綿毛の付いた種を
遠くに飛ばすため
40〜70センチ程の高さになる

雄株の花は
花粉を出し終わると
10〜20センチ位で
茶色くなり枯れる

植物は
役割分担がハッキリしている



蕗の薹を使って
蕗味噌を作っておいた
それを
白いご飯に混ぜ込み
おにぎりを作る

沢山作って
冷凍しておくと便利

これを
トースターでこんがり焼く

蕗味噌
焼きにぎりの手前の2つ
左は2022年(今年のもの)
右は2019年
馴染み方が違う



冷凍の場合は
先にレンジで解凍してから焼く
そうしないと
外はこんがりでも
芯が冷たくて興冷めとなる



香ばしい焼きおにぎりを
頬張りながら
あと1ヶ月もすれば
キャラブキの季節だなあ
人の感情とは関係なく
自然の恵みは
変わりなくやってくる
私の腹時計もフル回転だ







原木椎茸 シイタケのグラタン

2022-04-25 06:18:00 | 絵日記
3年程前に作った
ホダ木から
椎茸が
ボツボツ出始めた

『ホダ木』とは
コナラやクヌギの原木に
駒打ち(菌打ち)したもの

長さ90センチ
直径10センチ程の原木に
縦に10センチ間隔
木の周りには4ヶ所位
互い違いに穴をあける

『駒』は
シイタケ菌を
しみ込ませた丸棒で
片側の先が細く加工され
穴に打ち込みやすく
なっている

周りの穴の数は
原木の太さによって変わる

ドリルで
深さ2センチほどの
穴を開け
木づちで
樹皮と同じ高さまで打ち込む
原木1本で
40個程の駒を使う

駒打ちの期間は1〜3月頃


採れたてのシイタケは
焼いたり
天ぷらが美味

続くと飽きるので
ピザの具や
グラタンもオススメだ

鶏肉とシイタケのグラタン

ベシャメルは
オリーブ油と牛乳で
さっぱり仕上げるのが
我が家流


山独活(ヤマウド) 重宝な山菜

2022-04-20 00:00:00 | 絵日記
日本原産
ウコギ科タラノキ属の
耐寒性多年草

日当たりのいい場所や
半日陰の傾斜地
に自生する

平安時代から食べられている
江戸時代には
畑や室(むろ)で
軟白栽培されたという

軟白栽培とは
日の当たらない
地下の室で
株元に土を盛り
暗闇の中で栽培すること

日の当たらない部分は
白く
アクも少ない

我が家では
株を黒い波板で囲み
もみ殻の中で
育てている

自生のものを
管理し易くした感じ

土が付かず
収穫しやすい
それに
何より
採りたての
新鮮な山ウドが手に入る

山ウドは見た目も
緑と白で春らしい
香りも高く


天ぷら


酢の物


和え物


きんぴら



吸い物

と捨てるところが
ほとんどない
重宝な山菜

毎年のことながら
この時期は
美味しい上に
エンゲル係数も低くなる
有り難い食材だ




ホーレンソウ ポパイの好物?

2022-04-15 12:00:00 | 絵日記
原産は
西アジア
西南アジア
中央アジア
カスピ海南西部近辺

この辺りから
東西に分かれて
それぞれが独立して
東洋種と西洋種の
2系統に分かれる

東洋種は
葉が薄く
ギザギザの切れ込みが深く
根元が赤い

西洋種は
アクが強い
丸葉で
茎が太く炒めものに向く

現在
日本では
東洋種と西洋種の
交配からできた
交配種の品種が
100種以上栽培されている


子供の頃
テレビのアニメで
水兵のポパイが
ホーレンソウの缶詰を食べると
途端に強くなり
どんな味なのか
不思議だった
今でも
疑問のままだ

アメリカでは
デルモンテの缶詰があるらしい
日本での販売はない


一時期
ホーレン草カレーに
ハマった
茹でたホーレンソウを
ミキサーにかけ
鶏肉と玉ねぎの炒めた中に入れ
カレールーで味付け

煮込む時間が短いので
急に
カレーが食べたくなったとき便利
緑色のカレーも目新しい

でも
缶詰のホーレンソウを
使おうとは
思わないかな







安政柑 皮入りのジャム

2022-04-10 16:00:00 | 絵日記
すっごく立派で大きい
安政柑を頂いた
こんなに大きいのは
初めてだ


皮を使ったジャムも作った

マーマレードジャム
というより
皮入りのジャム
という感じ

ジャムは
ヨーグルトに入れたり
パンに添えて頂く



今回は
皮が10個分くらいで
果肉は2個分
果汁不足はポンジュースを入れる
砂糖は少なめに

白い部分は
薄くそぎ取り
茹でこぼして
苦味を取った皮は
チョッパーで細かくする

出来上がりは
2.4キロ
しばらく楽しめそうだ