野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

新タマネギ 丸ごと玉葱レシピ

2021-05-15 00:00:00 | 植彩絵日記
佐賀白石の生島さんから
新タマネギを頂いた
毎年楽しませてもらっている

玉葱の原産は中央アジア
原産地はペルシャあたり
現存する最古の栽培植物のひとつ

狩猟採集から農耕へ移り
野生の物を畑で栽培するようになり
現在のように大きくて甘い鱗茎を持つ
タマネギ近いものになっていった

日本へは江戸時代末期に
長崎へ伝わったが
最初は観賞用
明治時代以降に
西洋料理の人気が高まり
一般に食べられるようになった


最近覚えたレシピ
玉葱を丸ごと使い
手間ではなく時間が作ってくれる

一つ目は《玉葱のグリル》
焼きタマネギのこと
作り方は
玉葱の茶色の皮を取らず縦半分に切り
切り口に塩コショウして
オリーブオイルを塗る

180度に温めたオーブンで30分
焼けたら切り口に粉チーズを振りかけ
230度で15分焼く
焦げ目がついたら出来上がり

一緒にジャガイモを焼いてもいい
肉料理の付け合わせに便利
彩りは地味だけど味はいい


二つ目は
丸ごとスープ
皮を剥いた玉葱を鍋に入れ
ブイヨン
ソーセージ(ベーコンでも)
ローリエ
粒コショウ
クローブ
カルダモン
ナツメグなど
好みの香辛料を入れて
弱火で3時間位煮る
最後に塩コショウで味を調える
作り立てより1日経ったくらいが
味が浸みて美味

玉葱って
こんなに甘かったんだ!
玉葱の味を再認識





カボチャ 南瓜のほうとう

2021-01-25 00:00:00 | 植彩絵日記
山梨県の郷土料理と言えば『ほうとう』
栄養バランスに優れた料理だ

太めの麺(ほうとう)は
小麦粉や芋類からのデンプン質 

タップリの野菜からはビタミン類

味付けの味噌や油揚げ
肉でタンパク質を摂る

一説には
武田信玄の戦国時代の
野戦食だったとも言われている

だから作り方も至って簡単

鍋に水と季節の野菜
 長ネギ・干しシイタケ・ジャガイモ
 白菜・ニンジン・里芋・キノコ類
 大根・ゴボウなどあるもの何でもいい
肉類 油揚げなどタンパク質も入れ
柔らかくなったら

麺(ほうとう)を入れて煮る
打ち粉は落とさず
そのまま入れるのが甲州流

とろみで焦げやすいので
弱火でかき混ぜながら煮る

麺に火が通ったら
味噌で味付け
熱々を食べる

寒い時期には
体の芯から温まる

打ち粉も入れるのでとろみも付く
翌日のベドベドになったのが好き
と言う人もいる

私は
カボチャを入れて
カボチャの形がなくなるまで煮て
麺が黄色くなったのが好み

冬至や
雪が降るときには
温かいものを食べる

昔からの知恵って
凄いなぁ







信州のりんご 蜜の正体

2020-12-15 00:00:00 | 植彩絵日記
りんごの美味しい季節
信州生まれの私は
りんご大好き


『ふじ』と『サンふじ』
能書きを調べてみると

『ふじ』は
国内生産量No1
海外でも評価は高い
果実は大きめで甘みが強く
果汁もたっぷり
肉質はやや固め

『サンふじ』は
『ふじ』を袋を掛けないで栽培
『ふじ』より甘みが強く色も濃い
表面はややまだら

要は
袋を掛けるか掛けないか
の違い


『蜜』の正体は
芯の周りにできる透明な部分で
糖アルコールのソルビトールが
しみ出したもの

蜂蜜に似ているので
こう呼ばれているが
実は『蜜』は甘くない

完熟しているので
全体の糖度が高く
『蜜入り=甘い』
とされている

蜜の入った林檎は
完熟なので
長期保存はできない

春先に出回る林檎は
早めに収穫して保存したもの
だから蜜は入っていない



このりんごを育てているのは
高校時代の同級生
彼女とは
背の小さい一番を争っていた仲
そして
二人とも
相変わらずおチビちゃん


今年の出来はどうですか?
とご主人に聞くと
まずまずです
どういう訳か
今年のは
形がいびつなものが多い


すかさず彼女

味はいいけどね


全くその通り
甘くシャキシャキの
美味しい林檎

甘い香りに包まれ
美味しい林檎を頬張りながら
一気に仕上げました


毎年
毎年
同じ年はない
おてんとさまと喧嘩はできない

だから
農業は楽しい











朽ちた蝮草の実 茶色くて汚い?

2020-11-20 11:06:00 | 植彩絵日記
マムシグサは
サトイモ科の仲間ですが毒草です

朽ちかけた
マムシグサの実を見つけ
ワクワク
ドキドキ
しながら描きました


長野市の私の展覧会で
虫喰いや枯葉を見て
この穴や枯れた葉がなければ
いい絵なのに!

どうしてこんなものを描くのか
質問されて
答えに窮してしまいました



遊びに来た絵描きの友人と
しばらく絵の話で盛り上がり
これから描きたいものがあると
案内したのは
畑の土手の
『ヘラオオバコ』の花

それを見た友人は
な~んだ茶色くて汚いじゃん!

私には
こんなに可愛くみえるのに
彼女には
茶色くて汚いとしか見えないのか

ショックでした
彼女が絵描きであることもあり
余計ショックでした



身近な年配の女性
御年93歳
今でもお化粧をして
いつも綺麗にしています

10年位前
私は綺麗なものが好きなのよ
枯れた葉っぱや根っこは
汚い色をしているでしょ
だから嫌いなのよ

年配の女性には
老いと重なるのか
枯れたものや根っこを嫌う方が
多いように感じます


しかし

私の理想は

『描きたいものを
 描きたいように描く』

これは江戸時代の画家
伊藤若冲の言葉です

これからも
自分の信じる道を
真っすぐ進んで行きたいと
思っています




ラジオ番組FM八ヶ岳のお知らせ

2020-08-02 20:20:00 | 植彩絵日記
FM八ヶ岳のトーク番組
『アートカフェ@ラジオ土曜日曜』
のゲストにお声かけいただき出演しました。

放送局  FM八ヶ岳

放送日 8月1/8/15/22/29(土曜日)
    8月2/9/16/23/30(日曜日)

15/16日は野村陽子がメインゲストです

放送時間 土曜日 午前11時~11時15分
     日曜日 午前11時~11時15分

番組名 アートカフェ@ラジオ土曜日曜

内容 山梨学院短大教授の伊藤美輝さんが、喫茶店のマスターとなって常連客、ゲストらと絵画紹介などアート談義を繰り広げます。

エフエム八ヶ岳はラジオだけでなくスマートフォンやパソコンでも聴くことができます。

エフエム八ヶ岳のホームページにある「今すぐ聴く」のバナーをクリックしてください。
過去放送のアーカイブで
8月2日現在では

2020年8月1日のリアルタイム放送

を聴くことができます。
ぜひ訪問してみて下さい!

よろしくお願い致します。