野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

ヤマユリ 苦い思い出

2021-07-30 00:00:00 | 絵日記
ちょっと苦い思い出があるけど
大好きな花
ヤマユリ
大きな花は
それだけでも目立つのに
辺りに強い香りをまき散らし
さらに存在感をアピール


小学4年生の時
お墓参りにヤマユリを持って行き
茶色の花粉が
白いブラウスに付いて
叱られた

花粉が服につくと
絶対落ちないことを知った

花屋では
花粉が付かないように
雄しべ雌しべを切ってある
服は汚さないが
花が可哀想
私には出来ない


美術館の開館記念に
何か大きな作品が欲しい
ちょうど庭に咲いていたヤマユリに
即決定

開館記念に撮ったビデオで
絵の仕上がる様子を
見てもらうことも出来た


むせっかえるような
強い香りに包まれて
今年も夏が来た







ニンニク 黒ニンニクの作り方

2021-07-25 00:00:00 | 絵日記
ここ2~3年
血圧が高めで疲れやすい
と感じることが多くなった

黒ニンニクがいいGと聞き試すことに

単に
黒ニンニクを買って食べるのではなく
まずは自分で作ってみる
しかも
ニンニク栽培から始めるのが我家流

昨年の11月に作付け6月末に収穫
8ヶ月かけて手に入れる


電気釜を使って
簡単に黒ニンニクは作れる

とにかく臭いがすごい
お隣が近い人には
ちょっとオススメできない

試して見たい方のために
作り方を紹介


【材料】
生ニンニク 2キロ

【用意するもの】
保温付きの電気釜
中釜に入る金属製のザル
キッチンペーパー

【作り方】
1)電気釜の中釜にザルを入れ
  キッチンペーパーを敷く
    ザルを入れるのは
    ニンニクから出た水分が
    下に溜まり
    それに濡れないようにするため
    
2)ニンニクを丸(塊)のまま
  隙間なく中釜に詰め込む

3)フタをしめ保温のスイッチを入れ

4)スイッチを入れたまま11日間置く
    途中
    天地返しをして
    溜まった水を捨てる    
    ものすごい臭いがするので
    外に置く
    近所迷惑にならないように
    気をつける

5)11日経ったらひとつ味を見て
  黒く柔らかく甘酸っぱ
  熟していたら完成
    ニンニクの粒の大きさや
    乾燥具合で変わるので
    発酵が足りないようなら
    2~3日延長する
        

6)釜から出して陰干しする
  乾燥したら出来上がり
  1粒ずつバラにすると早く乾く  
   

湿気らない容器に入れて保存

2キロ作ると
1人1日1粒づつ
4~6カ月位食べられる

ニンニクは滋養強壮で体にいい
といわれているが
生ニンニクは食べると
臭いが気になるので
毎日はちょっと・・・
その点
黒ニンニクは発酵させるので
臭いはほとんどしない

味も
甘酸っぱくてフルーティー
とてもニンニクとは思えない

まだ効果は実感できてはいないけど
しばらく続けてみようかな






アーティチョーク分解図 スペイン遊学

2021-07-20 00:00:00 | 絵日記
スペインの
海岸のレストラン
don peke(ドンペケ)で
アーティチョークを食べた
味は全く覚えていない


この時は
初めての海外生活に緊張
身を守ることのみに集中し
他のことには注意がいかなかった
私は
何かに気を取られていると
注意力も記憶力も低下する


初産はスペインの病院で
カサ・デラ・マドレ(母の家)
という無料の産院
2泊3日の入院で無事出産

出生届けは
マドリードの日本大使館へ
大使館というと外交官のイメージ
だが
大使館は役場と同じ機能を持つ
ということを知った

私も夫も日本人なので日本国籍
戸籍に出生地スペイン国マドリード
と記載されている


結局
私のスペイン遊学は
お産をしに行ったということになる

因みに
スペイン生まれの長男は
今年40歳を迎える

アーティチョークから
とんでもない所に
話が飛んだ




紫と白の玉ねぎ 苗選び

2021-07-15 00:00:00 | 絵日記
野菜の出来不出来は
選びに尽きる


白い玉ねぎの苗は
細くしなびかけだったが
残りがわずかで慌てて購入

紫は売り切れで
友人から分けてもらった
茎も太く見るからに丈夫そう

土壌や追肥の条件は同じなのに
その違いは収穫まで続き
大きさは歴然
絵の通りだ

改めて
苗選びの重要性を実感

野菜を育てるのは
簡単に見えるけど奥は深い

玉ねぎに限らず
何でも
植え付ける畑と
同じ標高で育った苗は違う


次は種から挑戦してみたい










アーティチョーク エミール・ガレとの出会い

2021-07-10 00:00:00 | ボタニカルアート
アーティチョークは
地中海沿岸原産の食用アザミ
和名は朝鮮薊 (チョウセンアザミ)


2008年
長野県諏訪市にある
北澤美術館新館で開催された
ボタニカルなアート展

フランスのガラス工芸作家
エミール・ガレのガラス作品と
野村陽子のボタニカルアートの作品を
並列展示する
私にとっては夢のような
コラボレーションの展覧会


ガレの「アザミの花瓶」は
1900年
パリ万国博覧会の出品作
アーティチョークの蕾を形どる
高さ45.6センチの大花瓶に
ヴィクトル・ユゴーの詩句とともに
アザミの文様が施されている


展覧会当時には私が
アーティチョークを描いた作品はなく
この時は「フジアザミ」を展示


今回
念願のアーティチョークに挑む
220年前の作品との対話は
作家同士ならではのこと


一段と気合いを入れて
取り組みたい