野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

長崎のビワ なつたより

2020-05-30 00:05:00 | 植彩絵日記
長崎の峰さんからビワが届きました

峰さんには2002年の取材の折
お世話になりご縁を頂きました

長崎県茂木はビワの有名な産地です
栽培は150年前(2002年当時)に始まり
その当時に植えた木の
『三代目の原木』
案内して頂きました

海岸沿いの急斜面にはビワ畑が広がり
オレンジ色の実がたくさん~ン!
と見渡すと・・・エッ~どこに?
鳥や雨から守るためにすべて
袋がかけられていました

「ビワの実は追熟しないので
 もぎたてが一番」
と渡された実は
とてもみずみしく美味でした

実は傷つきやすく
畑の隅には傷ついた実が・・・
ペットボトルに果肉だけを詰め
しばらく置いてたまった果汁を
地元では虫に刺されたとき使います

また
びわの種を焼酎に漬け込んだり
葉をお茶にしたりと
実だけではなく利用します

ビワの瑞々しい味わいは
懐かしい思い出と共に
初夏の風を運んでくれました



山菜の女王様 ヤマウド

2020-05-25 00:05:00 | 植彩絵日記
山菜の王様がタラの芽なら
女王様は山ウドです
コレはあくまでも私の個人的な意見です

山に自生しているウドは
お店に並んでいるものと違い
葉は青々していて
とにかく香りが抜群です

ウドを描いた後
庭の隅に植えたものが今では
立派な繁みになりました

昨年の秋
ウドの周りを畦用の黒い波板で囲み
30センチくらいもみ殻を入れ
日の当たらない部分が
できるようにしました

今年の春は
白いところが長くてあくのない
柔らかな美味しいウドができました

天ぷら
酢の物
キンピラ
汁もの
玉子とじ
なんでもいけます

春はエンゲル係数がグッと下がり
にぎやかな食卓で心豊かになります





山菜の王様 タラの芽

2020-05-20 00:05:00 | 植彩絵日記
我が家のタラの芽採りの目安は
コブシの花が散ってから

カレンダーに日付が書いてあっても
年により早くなったり遅くなったり
だから花に教えてもらいます

山菜採りのなかでもタラの芽採りは
結構体力のいるスポーツです

足場のいい条件のいいところは
ほとんど先を越されています
急な斜面のイバラの中に見つけ
上に行ったり下に戻ったりと
汗だくになり採り歩くと
冬の運動不足は一気に解消されます

タラノキの小さな木は
大きな木に比べると
半月ほど早く芽を出します
他の木の葉が繁る前に
日の光を少しでも多く受け
成長しようというのでしょうか

しかし
遅霜にあたり
黒く焼けてしまった若芽を見かけると
自然界でも人生に似た無常観を感じます

天ぷらは一番ですが
大きくなりすぎたものを
3センチ位に切りピザにして楽しみます
トマトソースとチーズが以外と合います



岩城産のレモン  レモンカードの作り方

2020-05-15 00:05:00 | 植彩絵日記
レモンカードは
レモンの香り抜群の
カスタードクリームのようなもの
皮をすりおろして使うので
国産のレモン(岩城産)を使います

レモンカードのカードとは
固まるという意味

このレシピは娘から教わったもの
甘さは控えめ
レモンの香り高いクリームです

(甘さは好みで調整して下さい)

《材料》
レモン      2個
 (レモンの皮はすりおろす)
レモン果汁+水 120g
 (レモンを絞り
    足りない分水をたす)  
無塩バター   10g
グラニュー糖  35g

タマゴ(M)   1個
グラニュー糖  10g
コンスターチ   7g
 なければ薄力粉

《作り方》
1ナベの中に
  レモンの皮をすりおろしたもの
  レモン果汁と水
  バター
  グラニュー糖
 を入れて火にかけ
 バターが溶けたら火を止め
 冷ましておく

2ボールにタマゴを入れといておく
 コンスターチとグラニュー糖を
 ふるいながら入れ混ぜる

3(1)のナベの中の温度を確認して
 ボールの中に入れよく混ぜる
 熱いとタマゴに火が入ってしまう

4(3)をナベに戻して中火にかけ
 2分ほど絶えずかき混ぜる

5とろみがついて
 全体に透き通ったら火を止める
 (少しプツプツさせる)

6平な容器に入れてすぐに冷ます
 保冷剤などを使うといい
《図で説明あり》

タマゴが入っているため
いたみやすいので
冷まして冷蔵庫に入れ早めに食べ切る
1週間から10日くらいはもつが
多めに作るより
簡単なので
食べたくなったら作る方がいい

ちなみに
細菌が活発に繁殖する温度は
30~40度(人間の体温は適温)
そのため
それ以下になるように早く冷ますこと

翌日になるとレモンの酸味がなじみ
よりいっそう美味しくなります

クリームチーズとの相性は抜群で
パンに乗せて食べるだけでも
ケーキを食べた気分になります

レモンを使った料理に
ぜひ
加えて欲しい一品です





清里の椎茸 色鉛筆で描くボタニカルアート

2020-05-10 00:15:00 | 植彩絵日記
五月に入り
清里にもやっと春が訪れました

我が家の庭では枝垂れ桜に始まり
コブシ・山桜・山吹 そして
これから八重桜の関山が満開を迎えます

今は世界中至る所で
新型コロナウィルスのために自粛生活

このまとまった時間を利用して
『色鉛筆を使った簡単な描き方』
の動画を作ることに挑戦!

とはいえ
ビデオカメラの操作も撮影も
初めてのことなので
家に閉じこもり四苦八苦
外の景色も目に入らなVいほど
夢中になっていたとき

庭先で採れた山ウドのお返しに
椎茸をいただきました
そういえば
ウチのシイタケはどうなったのか・・・

雨上がりに見に行くと
ビックリするほど大きくなっていました

その日の夕食の食卓は

タラの芽と山ウドとシイタケの天ぷら

山ウドの酢の物

コゴミのマヨネーズ醤油あえ

山ウドのきんぴら

山ウドと玉子のお吸い物

と春の山菜のオンパレード
久しぶりのご馳走に
疲れた体と心もリフレッシュしました