野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

京人参と銀杏

2020-01-30 00:05:00 | 植彩絵日記
愛知県の平野農園
(栽培期間中農薬・化学肥料不使用)
から銀杏をいただきました
私の好きな食べ方は
ギンナン入りの『がんもどき』です

《作り方》 
ボールに固めの豆腐
みじん切りした京人参と玉ねぎ
きくらげ
それに殻から出して
薄皮をむき半分に切った銀杏を加え
手で混ぜ合わせます

しょうゆ・塩こしょう・だしの素で
下味をつ
つなぎに片栗粉を入れたら
小さめに丸めて油で揚げます
アツアツもいいけど煮ても美味です

若山牧水の高尚な文章
(子規や啄木の名前も出てくる)に
さすが牧水先生は違うと感心しながら
私が添えた絵は『がんもどき』とは…
我ながら下世話な本性現る
苦笑いです

アオツヅラフジとヘクソカズラ

2020-01-25 00:20:00 | 植彩絵日記
散策の途中で見つけた
アオツヅラフジとヘクソカズラの実

アオツヅラフジは
色の粉がふいたような実を
割ってみると緑色の果肉に包まれた
虫のような形の種が出てきました
英語名のSnailseed
(Snailとはカタツムリのこと)は
この形からついたようです

オレンジ色の実はヘクソカズラ
生の葉や茎をもむと臭いので…ですが
なんとも気の毒な名前です
実を割ってみましたが
乾燥してこうなったものは
臭くありません
あまりにも気の毒なので
少し綺麗な色に仕上げました

ガガイモの種

2020-01-20 00:01:00 | 植彩絵日記
散歩の途中
白い綿のようなものがふわふわ飛んで
辺りをキョロキョロするとありました
ガガイモの種。
 
画を描き始めた頃は
冬になっても
花を追いかけていましたが
ある時
冬には冬にしかないものがあることに
気付きました

枯れたものにも旬があり
長いこと雨風にさらされていると
色も褪せ黒いカビが生えて
汚くなってしまいます

枯れたものは
形が変わらないので
時間を気にせず自由に描け
私の好きな画題のひとつです



積善山のマンリョウ(万両)

2020-01-18 08:35:42 | 絵日記
岩城島のほぼ中央にある
積善山は桜の名所です
桜はもちろんですが
頂上の展望台から見える
360度の眺望は見事です

信州の山育ちの私は
この眺めを見たくて元日に登りました
頂上近くの道路端で
赤い実を見つけ調べてみると
マンリョウ(万両)とあります

植木職人の林さんによると
「この実は鳥が好んで食べます
それで種が運ばれるので
山に自生したものをよく見かけますよ」

と教えてくれました

低木と言われていますが
この木は3~4メートル位ありました
冬に赤い実がつくので
縁起が良いとされ
お正月の飾りに使われます



岩城島のレモン

2020-01-15 00:01:00 | 植彩絵日記
愛媛県上島町の岩城島は
「青いレモンの島」です。

年が明けると
実は黄色に色付いてきます。
レモンの散歩道を歩いていると
実はたくさんなっているのに
葉が黄色の樹を見かけました。

変だなと思って
レモン博士の脇さんに聞くと

「それは
畑の持ち主の管理が悪いからです
肥料が足りないか
実の成らせすぎで
きちんと管理されていれば
レモンの葉はする
一年中青々していますよ」

「だいたい葉の寿命は2年位で
実と若い葉に栄養を送り込み
役目が終わると
古い順から弱って落ちます。
落葉は季節に関係ありません」

と教えていただきました。