野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

マクワウリ 遠くで甘い

2022-08-20 00:00:00 | 絵日記
南アジアの原産
日本では
縄文時代の早期の遺跡
奈良県の
唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)
から種が発見されている

名前の由来は
岐阜県南部の
真桑村が良品の産地だったから

糖度は低いが
甘いウリ

メロンの一品種
大量生産がしやすく
市場では
普段使いの野菜の扱いで
安価な『庶民のメロン』と言われた

昭和の時代まで
手頃な甘みとして
親しまれてきたが

平成時代以降
ネット系メロンが
生産技術の向上により
安くなり
代替品のマクワウリを
食べる機会が減った

マクワウリは
ほんのり甘い
と言われるが
畑で完熟した実は
ほんのりどころか
しっかり甘い

ヘタ近くが
割れると
完熟のサイン

といっても
見た目がイマイチなので
市場には出回らない

自分で作ってみると
失敗も多いけど
完熟のように
一番おいしいものが食べられる
だから
野菜つくりは
やめられない




カボチャの花 間引きカボチャのグラタン

2022-08-15 00:00:00 | 絵日記
カボチャの花は
雄花と雌花がある

メバナには
すでに小さいカボチャがあり
受粉すると
それが大きく育つ

オバナは花粉を出す
朝方見に行くと
クマバチが潜り込み
体中を花粉で黄色く染めて
働いている

そういえば
クマバチの巣ってどんなのかな




以前
間引いたカボチャをもらった
ズッキーニを切るように
サクサク切れる
すぐに
煮溶けるので
グラタンにしてみた

5ミリ位にスライスした
間引きカボチャを
オリーブ油で炒める
軽く塩コショウ

さらに
薄力粉を入れて炒め
そこに牛乳を入れ
火を入れとろみを出す

グラタン皿に移し
上に
とろけるチーズとパン粉を乗せて
オーブンで焼く
200度で30分



廃品なので
手間暇かけずに
簡単に作るが
結構いける

自分で野菜を作ると
捨てるようなものでも
もったいなくて
捨てられない

少しでも
美味しく食べて
植物に感謝したい





ツユクサ 花はしぼんで潜る

2022-08-10 00:00:00 | 絵日記
農家にとっては
厄介な雑草
だけど
よく見ると
かわいい花

花は朝方に咲き
昼頃には姿を消す
どこへ消えるのか
不思議に思っていた

部屋に持ち込み
眺めていると
花は
萎んで(しぼんで)
ホウの中に潜り
種になる

無駄のない賢い植物

更にいうと
茎は横にはって
倒れると
そこから根を出し
さらに勢力をのばす

こんな具合に
自分の縄張りを
増やすのだから
あっという間に
一面
ツユクサに占領される


♫ 
かわいい顔して 
あの子
割と 
やるもんだねと
昔聞いた台詞
したたかな露草に贈りたい





紫玉ねぎ 赤玉ねぎのピクルス

2022-08-05 00:00:00 | 絵日記
玉ねぎは寒さに強く
氷点下でも凍害は
見られない
25度以上の高温では
生育障害が起こる

標高1000メートルの
清里では
玉ねぎの植え付けは
11月上旬
氷点下の冬を越す

紫玉ねぎは薄皮や表層が
鮮やかな赤紫色
輪切りにすると
赤い縞の輪が出る

玉ねぎ特有の
刺激臭や辛みも少ない

『赤玉ねぎのピクルス』を
作ってみた
赤い色が美しく
サラダにはもちろん
肉や魚の付け合せに便利だ

作り方は
紫玉ねぎを
薄くスライスして
瓶などに入れる

鍋に
ワインビネガー
砂糖
黒胡椒の粒
ローリエ
を入れて沸騰させ冷ます

冷ました汁を
玉ねぎの上からかけて蓋をして
2〜3日置く



鮮やかな
玉ねぎのピクルスの出来上がり


ピクルスや南蛮漬けは
熱い汁に入れて
味をなじませる
と言われているが

このピクルスは
汁を必ず冷ますのが
成功の秘訣

汁を冷まさないと
きれいな赤に仕上がらない

トマト ズッカのサンドイッチは最高!

2022-07-30 00:00:00 | 絵日記
トマトは好きだけど
サンドイッチにすると
パンが水分を吸って
べちょべちょ

日本のトマトは
サラダ用で
瑞々しくていいけど
サンドイッチには
向かない

水分をしっかり取って
試してみたが
どうも納得いくものには
ならない

ズッカはサラダには
ボソボソして
不向きだが
サンドイッチには
最高にうまい

だが
残念なことに
今は
苗が手に入らない
もう一度
しっかり味わってみたい