シネマート心斎橋で一週間限定上映中の「狂い咲きサンダーロード」を観てきました。
今まで何度かレンタルビデオで観たことがありましたが
劇場で観たのは今回が初めてです。
いやー、やっぱこの映画、強烈です!狂い咲いてます!
暴走族、不良、ヤンキー、暴力、シンナー、ヤク、
右翼、同性愛、暴走、爆破・・・
破滅型ながらも疾走する暴走族“魔墓呂死”の特攻隊長・ジンの熱き青春に心を打たれます。
今から36年前の1980年に製作された
インディーズ映画(自主制作映画)なので
今観るとレトロでチープで下品で、めちゃくちゃな映画なのですが
荒削りながらも石井聰亙(現・石井岳龍)監督をはじめとする当時の若手映画人の
情熱とパワーを強烈に感じます!
俺がこの映画の一番好きなところは疾走感抜群なところです!
全編に渡り小気味のいいロックンロールのリズムと
テンポのいいストーリー展開であっという間の98分。
特にオープニングタイトルクレジットは最高にカッコいいです!

俺も8mmフィルム時代から
アクション自主制作映画を撮ってきた人間だから
この映画の“熱さ”がめちゃめちゃわかります。
俺は若い頃、
不良でもヤンキーでも暴走族でもありませんでしたが
アクション、バイク、映画製作に命をかけて疾走しました!

「狂い咲きサンダーロード」は
万人ウケする映画ではありませんが
1980年当時の不良少年や
8mmフィルム時代から
本気で自主製作アクション映画を撮っていたような“映画バカ”には
ぜひ観てもらいたい映画です。
好き嫌いは分かれるでしょうが
“熱さ”だけは伝わる映画だと思います。
ホークⅡやGSが懐かしい~
シネマート新宿、シネマート心斎橋で12月23日まで上映中!
映画 「狂い咲きサンダーロード」 予告編 Crazy Thunder Road (1980)