昨晩、シネマート心斎橋で映画「デスマッチ」を観てきました!
主演は元キックボクサーの“超合筋”武田幸三!
脚本・監督はアーティ・モーガン(?)こと室賀厚監督!
(アーティ・モーガンとは外国映画風の今作の為に名乗っている名前らしいです。)
いやあ、かなりよかったです! 俺が大好きな映画です!
格闘技マニア、アクション映画マニアの俺にとってはたまらん映画ですわ!
映画『デスマッチ』予告編
俺は室賀厚監督のアクション映画が大好きで
「SCORE」(1995)は邦画で一番かっこいいガンアクション映画やと思っています。
室賀監督作品はストーリー展開が速く、
ストレートでベタな王道エンターテイメントな作風が好きです。
主演は元キックボックサーの武田幸三!
K1-MAXのリングでも活躍していたので
格闘技マニア以外の人でも知っている人もいると思います。
同時期に活躍していた魔裟斗や山本KIDや他の選手と比べると
坊主頭に古風な顔立ちは地味な印象でしたが
その鍛え抜かれた“超合筋”の肉体から繰り出すローキック、パンチは強烈そのもので
一発一発が“魂を込めた一撃”という感じで
器用さや派手さはないものの渋いファイトスタイルでした。
格闘家を引退してからはどうしているのだろうと思っていたら・・・
なんと本格的に俳優を目指して活躍されていたのですね。
所属は「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」
坊主頭に小さな一重まぶたは一見地味とも思える古風な顔立ちですが
その古風な顔立ちが寡黙でストイックな雰囲気を醸し出し
中途半端なイケメンよりも超強烈な個性を発揮しています!
そしてなんといってもその肉体美!
細マッチョでもなくゴリマッチョでもないし
不自然にムキムキ過ぎないナチュラルさを残した均整のとれた“超合筋”ボディは
数々の筋肉アクションスターを観てきた俺も大絶賛します!
腹筋や大胸筋といった前側もカッコイイのですが
後姿がめちゃめちゃカッコイイのです!
太い首、盛り上がった僧帽筋、広背筋はスゴイです!
映画の中でのアクションシーンなのですが
ちょっと古めの70年代~80年代初頭のアクション映画風といった感じで
ワイヤーアクションや目まぐるしい細かいカット割りもないので逆に新鮮でした。
でもなんか大味で“段取り感”まる出しのぎこちないアクションも多く、
アクションシーンは全体的に少しユルかったかなというのが正直な印象です。
でも敵キャラがブヨブヨのパワーファイターや
怪しいカンフー使いなんかが登場してほんま70年代風アクションで楽しかったです。
武田幸三のアクションもところどころでちょっとぎこちなく
動きが固いように見えるところもありましたが
このあたりはアクション監督の指導・演出次第ですね。
上映後の舞台挨拶でも語っておられましたが
「自分はローキックとパンチしかできないのでアクション監督が嘆いていた」と。
現在は新極真会に通いハイキックなどの派手な技も練習していると言っていました。
新極真会といえば緑健児代表、
現役時代の緑健児のような華麗な飛び後ろ回し蹴りをする武田幸三が見れるかも!
今後の武田幸三のアクションが楽しみです。
でも実戦格闘技と映画の中のアクションは似て非なるものですから
映画向きのアクションももっと探求してほしいものです。
映画のストーリーは今どき珍しい古き良き時代の王道物語とでもいいましょか、
クサい演出やクサいセリフはわかりやすくて大好きです!室賀ワールド全開!
ラストシーンは思わずニヤリとしました。
てか「ブラック・レイン」の健さんとマイケル・ダグラスの別れのシーンのパクりやん!w
でも大好きですよ、あのシーン!
お辞儀をして別れようとするガイジンの友に・・・
「違う、本当の友達はこうするんだ。」
手を差し出して・・・ 固く握手・・・
武田幸三が高倉健に見えました!
上映後に舞台挨拶があり、武田幸三と室賀監督が壇上に登場しましたが
写真撮影禁止だったのでデジカメには撮っていません。
生超合筋ボディやローキックを披露してくれたのに
デジカメに撮ることができずに残念でした。
夢はハリウッド映画出演だそうで
「ラストサムライ」の渡辺謙さんにかなり憧れているみたいです。
そのために英会話や乗馬も鍛錬されているそうです。
寡黙なイメージとは違ってけっこう饒舌な方でした。
よしもと所属やしお笑いもけっこうイケるかも。
今後の“俳優”武田幸三の活躍が楽しみです!
俺も思わずローキック!