MAX真吉の中年真っ只中~!

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脱臼スタントマン② はずせるものならはずしてみぃ!

2010-08-31 23:28:23 | 元スタントマン
☆ 上の画像は今から23年前、当時20歳の俺です。 “海辺の伸身宙返り~”・・・低い?・・・砂浜やからやで(笑)


今日で8月も終わりやっちゅうのにまだまだ暑いですね~
ほんま今年の夏は暑すぎる。。。
ちょっとは涼しくなってくれよ~

さて脱臼の話の続きです。

近所の整形外科の先生に紹介状を書いてもらい
大阪府大阪市城東区にある関目病院というところで手術を受けました。

関目病院はスポーツ整形がありリハビリ施設も充実した病院です。
数多くのスポーツ選手も治療を受けているそうです。
俺が入院している時も力士っぽい人や格闘家っぽい人が数人入院してました。

詳しくは「関目病院HP」→http://www.sekime-hp.jp/hp/orthopedics/index.html


MRIとかいろいろ精密検査を受けて手術の内容を聞いたところ

①関節を繋いでいる関節包という袋が伸びきっているためそれを切って縫って縮める。

②骨の壁をつくって関節がはずれないようにする。

となんかよくわからんけど2つの手術を同時に行うと言われた。


先生に「この手術を受けたら絶対にはずれないように(脱臼しないように)なりますか?」と聞いたところ

先生は「はずせるものならはずしてみぃ!」と自信満々に言ったので

俺は「よっぽど自信あるんやなぁ、渋いぜ先生~!」と感心した。


しかしこの手術を受けると肩の動きが従来よりほんの少しだけ稼動範囲が狭くなると言われた。
日常生活レベルでは全く問題ないのだけれど
手を真上に上げにくくなると言うのだ。たとえば野球の“上投げ”がやりにくくなるとか。

俺は「バク転できますかね?」っと聞いたら

体操選手なんかも同じ手術をして復帰した選手も何人もいると言うので

俺はこの手術を受ける決心をしたのです。



           つづく・・・次回、手術~リハビリ
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脱臼スタントマン①

2010-08-29 23:44:22 | 元スタントマン
前回、肩の脱臼のことを少し書いたので
もうちょっと詳しく書きます。

アクション、スタント、格闘技などをやっている人で
肩の“脱臼癖”(反復性脱臼)に悩んでいる人も多いと思いますので
参考になればと思い自分の経験を書きます。

人間の肩の関節というのは稼動範囲が広く複雑な動きが出来る反面、
最も脱臼し易い関節なんですね。
一度脱臼すると80パーセントの確立で再発すると言われています。
肩の関節を繋いでいる関節包や軟骨などが損傷して脱臼し易くなるそうです。
脱臼を繰り返すとだんだんわずかな力でも脱臼してしまうようになります。
例えば寝ている時にでも脱臼してしまうこともあるそうです。

詳しくは「肩関節脱臼」などでネット検索してみて下さい。


俺の場合はバイクの事故や転倒(スタントも含む)、
格闘アクションでの受身や飛び降りスタントでの着地時なんかに脱臼癖がついてしまった。

完全に脱臼してしばらく腕を動かせない時もあれば
グキッ!っと一瞬脱臼してすぐに元に戻るような時もあった。(亜脱臼っていうのかな)
人それぞれ個人差があると思いますが脱臼してすぐに関節が元に戻っても
数日は激しい痛みが残り、
1、2週間は腕を三角巾などで固定し安静にしなければなりません。

スタント仲間の中には脱臼しても「リーサル・ウェポン」のメルギブのように
自分でパコっとすぐに元にもどしてしまう凄い人もおったけど
俺の場合は医者にはめてもらったり、
重りを腕にぶら下げて筋肉を痙攣させて元に戻したりしてました。



「筋トレをしっかりやれば脱臼しなくなる」と俗説で聞いていたので
筋トレはしっかりやっていたつもりなのですが
忘れた頃にパコッっと脱臼してしまいました。

医者に聞いたところ確かに正しい筋トレをすれば脱臼しにくくはなると言ってましたが
やはり反復性脱臼は手術を受けた方がいいと。

脱臼する度に医者に手術を勧められてはいたのですが
入院、リハビリのことを考えるとなかなか手術には踏み切れませんでした。

はっきりした回数は覚えてないけど7、8回は脱臼したと思います。


バイクのレース中に転倒して脱臼したこともあります。。。



ヒーローショーの本番中、○○レンジャーの中に入って怪人と戦ってる最中にも
「パコッ!」っと脱臼してしまい、その後は蹴り技しかできなくなったこともあります。。。
ヒーローは常にカッコよくなくてはいけない!たとえ脱臼しても!
(この画像のショーではありませんが。)


そして前回書いた水中での脱臼。。。

さすがに手術を決意しました。

2001年、34歳の時です。


          つづく・・・次回、肩関節脱臼整復手術
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涼しげな画像特集? 水中脱臼の話

2010-08-27 22:30:50 | 元スタントマン
いや~毎日ほんま暑いですね~!

今年は9月、10月?まで残暑が続くそうな。。。

みなさま、夏バテ、熱中症に気をつけてがんばりましょー!


さてそこで・・・?

過去のスタントの“涼しげな画像”を特集してみました~!


2003年に関西の某有名テーマパークのアトラクションに出演していた時のものです。
USJではありません。USJには友人のスタントマンが数人出演してますけどね。
このアトラクションは水の量が物凄いですよ~!!!
(リハーサル画像です)


(これもリハーサル画像です)



これは1993年、ワイルドスタントチーム所属時代に
広島県の「呉ポートピアランド」(現在は閉園)のスタントショーに出演していた時の画像です。
毎日、船の甲板から海に飛び込めて気持ちよかったのですが・・
広島の、しかも呉の海って超汚なかったのよ・・・油とか浮いてたし・・・
※ワイルドスタント時代のことはまたいずれ詳しく書こうと思っています。
ワイルドスタントHPです。スタントマンを目指す若者よ!ぜひ一度見てみて下さい。




これは自主映画のロケハン&練習画像です。2001年頃かな。


実はこのあと2、3回飛び込みの練習してたら
飛び込んだ瞬間、右肩の関節を“脱臼”してしまったのです!
もともと脱臼癖のあった右肩なので何度も脱臼はしていたのですが
水中で脱臼したのは初めてやったのでめっちゃあせりました!
「リーサル・ウェポン」のメルギブみたいに簡単にははまりません!

痛いし、泳ぎにくいし・・

なんとか片手で泳いで飛び込んだ場所までたどり着いたけど
片手ではコンクリートの防波堤を這い上がることができない・・

そこで俺を救ってくれたのが
この画像を撮影してくれていたアクション仲間の“こまっぴー”なのです。
こまっぴーは機転を利かしロープを結んだライフジャケットを投げ込み
俺を引き上げてくれたのです。もの凄いパワーで!
こまっぴーは命の恩人なのです!

ありがとう~! こまっぴー 


我が家のぴーちゃんも夏バテ気味で2、3グラム痩せちゃいました。
スイカをおいしそうに食べています。



みなさまがんばって暑い夏を楽しみながら乗り切りましょう~!!!
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スズキGSX750S 耕運機ハンドル!

2010-08-25 21:47:52 | 過去のバイク
☆過去のバイクシリーズ☆

スズキGSX750S(カタナ)1982年式

大型二輪免許がまだ教習所で取得できなかった頃、
不人気車の中古ナナハンは安かった!ということはXJ750Aの時に書きましたが
このナナハンカタナも安かったのです。
(1100カタナはめちゃめちゃ高かったですよ)

このカタナには1992年頃~1年くらい乗っていた。
当時俺は25歳、上京して間もない頃でスタントマンとして本格的に活動し始めた頃です。

東京でまず最初に買った中古のオンボロマニアックナナハン、VF750セイバーが
買ってからすぐ原因不明のエンジントラブルでぶっ壊れてしまったので
セイバーを買ったバイク屋に文句をいったら
このカタナを安く売ってくれたのよ。

缶スプレーで真っ黒に塗って「西部警察」っぽくしたった。

見よ!これが悪名高きナナハンカタナの“耕運機ハンドル”だ!(ノーマルハンドルだよ)
確かに見た目はダサいけど
乗ってみるとこれがめっちゃ楽で乗りやすかったのよ!



巨大なアップハンドルのおかげで重心も後ろに下がり
クラッチをスパッと繋ぐとグオッ!とウイリーもやりやすかった。



コーナーリングはねー、やっぱフロント19インチの時代のバイクやから
直進性が強くてヒラリヒラリとは曲がれなかったな~。
ブレーキも効かなかったし。

フラットで長くて広~いカタナのシートは積載性抜群!
荷物がいっぱい積めました。
(タイヤやら工具やら満載で俺はどこへ行ってたんやろ?忘れたわ・・)


「バリ伝」の秀吉はナナハンカタナでめっちゃ速かったんやで~!
秀吉が死ぬ話は何度読んでも泣けます。
「バリ伝」の最終回も泣けます。


ドイツの工業デザイナー、ハンス・ムートが“日本刀”をイメージしてデザインしたというこのカタナ、
誕生してから30年近く経ちましたが、今見てもめちゃくちゃカッコイイと思います!

特にタンク~サイドカバーの“ブった斬り感”は唯一無二のデザイン!
空冷エンジンのフィンも美しい~!




でも、同じくハンス・ムートが“東京タワー”をイメージしてデザインしたという
1986年式GSX400Xインパルスはぜんぜんカッコいいとは思いません。。。

(東京タワーをイメージしたっていうのはよくわかりますが・・・)



ハンス・ムートさんのデザインってアタリハズレがあるのね~(笑)
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今さらですが・・・「カムイ外伝」感想

2010-08-22 22:47:44 | 映画
先日、日本一ディープな(たぶん)映画館、トビタ東映で観た

「カムイ外伝」の感想を・・

この映画にはアクション関係の知人が数人参加しているので
あまり厳しいことは書きたくないのですが正直な感想を書きますね。

まず予告編を観た時、「うわっ、めっちゃカッコエエ~!」っと思いました。

「カムイ外伝」予告

水しぶきをあげて疾走するカムイ、手裏剣を紙一重でよけるカムイ、文句無しにカッコいいです!

予告があまりにもかっこよかったのでかなり期待していたのですが・・・


本編を観て、まあそれなりに楽しめたシーンもありましたが
巨額の製作費(15億円以上?)を投じた
日本映画最大級の“アクション・エンターテイメント大作”というわりには
正直な感想は・・イマイチやったな~。

もともと「カムイ」って原作は“エンターテイメント”には向いていないんじゃないかな。
     
「どろろ」みたいに妖怪変化とか出てこないし(映画「どろろ」はけっこう好きなんです。)
かといって「あずみ」や、たけし版「座頭市」のようなシリアスな緊張感も感じられなかった。

「あずみ」の幼なじみの仲間と殺し合うシーンや
「たけし版・座頭市」の殺陣は残酷で緊張感があったなぁ。

「カムイ外伝」は娯楽性もシリアス感も両方とも中途半端やったと思う。

佐藤浩市さん演じるお殿様がコントっぽくて
理不尽な身分階級社会の非道さがぜんぜん伝わってこないし
厳しい“忍びの掟”も死ぬか生きるか、殺すか殺されるかって世界観が伝わってこなかったな~。

村人がみんな惨殺されるシーンももっと残酷に描いてくれないと感情移入できない。

アクションシーンに関してはめちゃくちゃカッコいいと思ったのは
予告で使われている水辺の対決シーン、疾走する松ケンの“忍者走り”はカッコいい!
“変移抜刀霞斬り”も幻想的でよかった。“飯綱落し”はゲームの画面かアニメっぽくて嫌い。

ラストの砂浜の大立ち回り、カッコよかったんですが
白い砂浜、青い海・・でやるとそれだけで緊張感が感じられない・・・
もう少し緊張感のある演出をしないと殺陣がもったいない。

CGのサメは酷すぎる・・・。

なんでもかんでもCGに頼ってたら“実写版映画”の面白さが無くなってしまう。

SFや摩訶不思議なファンタジー作品がCGを使うのはわかるけど
普通のアクション映画ではあんまりCGを使ってほしくないなぁ。。。


これから公開される日本映画で期待しているのが

「BECK」と「ヤマト」です。  



ヤマト予告


でも黒木メイサさんて森雪っていうより絶対、イスカンダル星人顔やんな、スターシャ顔やわ。
エリカさまの方がまだ森雪っぽかったと思います。

ヤマピーのジョーもなかなかええ感じやん! 

おもろい映画期待してまっせー!!!
コメント (2)
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