「エルヴィス」感想(ネタバレあり）体中に電流が走り、激しく動いてシャウトしたくなります！

映画「エルヴィス」を観てきました。
めっちゃよかったです！

俺は1967年生まれですが
エルヴィス・プレスリーのことは
実はそんなによく知りませんでした。

有名な曲を
数曲知っていた程度で
リーゼントにモミアゲ、
派手なグラサン
キラキラフリフリの派手な衣装、
ちょっと太った
晩年のエルヴィス・プレスリーしか
知りませんでしたが
この映画を観て
エルヴィス・プレスリーの
カッコよさ、偉大さを
改めて知りました。

この映画は
エルヴィス・プレスリーの
半生を描くと共に
1950年代から1970年代の
アメリカの時代背景を描いており
激しい人種差別や戦争、
キング牧師やケネディ大統領の
暗殺といった混沌とした時代を
知ることもできます。

白人至上主義の
封建的時代に
エルヴィス・プレスリーは
黒人音楽と白人音楽の融合とでもいうべき
“ロックンロール”を誕生させ、
刺激的過ぎるライブパフォーマンスで
若者を中心に熱狂的人気を集めるも
警察の監視下におかれ
パフォーマンスを制限されたり
逮捕されたりするシーンは
興味深かったです。

映画はエルヴィス・プレスリー目線ではなく
彼のマネージャー兼プロデューサーであった
トム・パーカー目線で描かれているので
「ボヘミアン・ラプソディ」ほどの
ミュージックエンタメとしての
ストレートな感動はありませんでしたが
「ボヘミアン・ラプソディ」で
完璧なまでのフレディを演じたラミ・マレック同様、
今作でエルヴィス・プレスリーを演じた
オースティン・バトラーも
素晴らしかったです！

圧巻のライブパフォーマンスや
歌声も完璧です！
映画を観た後、
家のパソコンで
YouTubeなどで
本物のエルヴィス・プレスリーの
ライブパフォーマンスを見まくりましたが
ほんとそっくり！
てかオースティン・バトラーのほうが
カッコイイｗ

上映時間は159分と
長尺でしたが
バズ・ラーマン監督の
テンポの良い演出で
わりとあっという間でした。
てかテンポ速すぎ！

カット割りは目まぐるしいし
カメラの移動は多いし、
分割画面にもなるし、
時系列も入れ替わるし、
字幕を読みながらなので
集中して観ないと
ついていけなくなりますよ。

観客を退屈させない
面白い演出だと思いますが
ライブシーンなんかは
もうちょっとじっくり
フルコーラスで
見せてほしかったなー

でも最初のライブのシーンや
中盤の
「本物のエルヴィスを見せてやる！」
ってライブシーンの演出は
もう鳥肌モノ！
俺も体中に電流が走り
激しく動いて
シャウトしたくなりました！

「エルヴィス」
満足度・・・87点