「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ」感想② (ネタバレあり）さらば、ダニエル・クレイグボンド！

さて、土曜日に観てきました
「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ」
の感想のつづきです。

ストーリーは
ダニエル・クレイグ版ボンドの
過去の4作と関連しているので
人物関係や時系列など
過去の作品を観直してから観たほうが
より深く理解できると思いますが
まあ観てなくても
アクションは十分楽しめると思います。
俺も過去の4作品は
全部観ていますが
ぜんぜん覚えていませんでしたｗ
観終わってから解説動画や
解説本を読んで辻褄を合わせて
なるほど、と再感動しています。

今作を簡単に説明すると
引退していたボンドが現役復帰し
危険な細菌兵器を巡り
ミステリアスで狂信的な敵と
命を懸けた闘いに挑む
壮大かつエモーショナルなストーリー。

歴代ボンドの中では
最もシリアスで
ハードボイルドなボンドを演じた
ダニエル・クレイグの
最後のボンド作品ということで
衝撃的なラストシーンに
グッときます！

シリーズ最長の
163分という上映時間は
正直、少々長く感じて
しまいましたが
壮大で豪華なロケーション、
ハードで豪快なアクション、
エモーショナルな人間ドラマ、
ドラマチックな音楽など
やはり007シリーズならではの
極上のエンターテインメント作品でした。

監督はキャリー・ジョージ・フクナガさんという
日系人の監督さんで
そのためか、
能面や畳、日本庭園といった
日本的な小道具や
美術セットが登場するのですが
なんかこれが
ちょっとヘンなセンスなのよｗ
過去のクラシックな007作品への
オマージュ的意図があるのか？

ヘンな和服風の衣装を着て
正座するラミ・マレックには
ミステリアスというよりも
ちょっと時代錯誤な演出やなと
思いました。。
ボンドも土下座するしｗ

ボンドガールは
ボンドの恋人、マドレーヌを演じた
レア・セドゥよりも
キューバの諜報部員パロマを演じた
アナ・デ・アルマスの方が俺好み！

セクシーなドレス＆ハイヒールでの
アクションはかなりよかったです！

アクションシーンは
序盤のイタリア・マテーラでの
カー＆バイクアクションが
最高潮だと思いました。
片手でのターザンジャンプ、
バイクの大ジャンプ、
秘密兵器満載の
アストンマーティンDB5が最高！
（今作には新旧4車種の
アストンマーティンが登場します！）

序盤のアクションが凄すぎたので
中盤、クライマックスの
アクションの派手さが足りず
映画全体が盛り上がりに欠けてしまった
というのが俺の印象です。

あとは悪役のキャラ設定が
弱かったと思います。

義眼の男は、
見た目ほど強敵でもなかったし
期待していたラミ・マレックも
演出が悪いのか
存在感が薄かったです。

何はともあれ、
ダニエル・クレイグのボンドは
今作で見納めです。

興味のある方はぜひ劇場へ！

「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ」
満足度・・・79点