MAX真吉の中年真っ只中~!

バイク大好き!映画大好き!
アクション大好き!文鳥大好き!

「狂武蔵」感想(ネタバレあり)

2020-08-22 16:20:19 | 映画

TAK∴(坂口拓)主演、
下村勇二監督作品
「狂武蔵」を観てきました。

凄まじい映画でした!

よくぞ77分間ワンカットで
延べ588人を切り捨てるという
壮絶なアクションシーンを
撮影したものだと感動しました。

映画「狂武蔵」について詳しくは
公式サイトを→https://wiiber.com/

武蔵役の坂口拓だけでなく
斬られ役の
大勢のアクションマン、
20kgの装備を身に着け
撮影したカメラマン、
現場で指示を出していたであろう
アクション監督、
その他出演者、スタッフたち
全員で成し遂げた
前代未聞の77分間の
ワンカットアクション!
その偉業に素直に感動しました。

しかし、この77分間の
ワンカットアクションが
映画として面白いか?
面白くないか?
評価は人によって
異なるでしょうね・・・

俺は元スタントマンなので
撮影現場の雰囲気も
だいたい想像できるし
今でもアクション映画が
大好きだから
ワンカットアクションの
緊張感や臨場感が好きだけど
さすがに77分間は
長いなーと思いました。

同じ人が何度も斬られたり
アクションが単調に観えたり
ツッコミどころも多々あるし
観ていて途中でダレてしまった
ところもあります。

観る側も
相当気合を入れて観ないと
最後まで観れないと思います。

しかし、77分間
ずっと斬り合っているのではなく
途中でブレイクタイムもあります。
武蔵が水を飲んだり
休憩するシーンがあったり
敵同士が仲間割れしたり
ちょっとコメディタッチの
演出も入っているので
観る側もそのあたりで
少し休憩できますw

刀アクションなのですが
既成の時代劇のような
華麗な剣殺陣ではなく
泥臭くて痛々しい殺陣でした。
間合いが近く、
動きもコンパクトで
決して格好いいアクション
ばかりではありませんでした。

動線やある程度の約束事は
決められているものの
ほぼアドリブの、
アクションだと思われます。

「俺を本気で殺す気でかかってこい!」

リアルアクションを
追求する坂口拓らしい
アクションだと思いました。

77分もの長時間アクションなので
坂口拓も斬られ役も
どんどん疲れてくるのが
リアルに伝わってきます。
こんな狂った撮り方をするアクション映画は
観たことがありません。

心身共に疲れて瞳孔が開き
ゾーンに入った坂口拓の表情は
演技ではなく
リアルに狂っていました。
でも凄くいい表情なのです。
夕陽にさらされ極限状態の
坂口拓は
めちゃくちゃカッコよかった!

娯楽映画というよりも
ある意味
ドキュメンタリー映画です。

全編にわたり
和楽器の音楽も素晴らしく
緊張感や高揚感を
盛り上げてくれます!

好みは分かれるところでしょうが
アクション映画好きは
一見の価値ありの異端作。

この77分間の
ワンカットアクション映像は
9年前に撮られたまま
諸事情により
お蔵入りになっていた映像なのですが
坂口拓を支援する人々による
クランドファンディングにより
前後に追撮を加え
完成させた映画ですが
山崎賢人、斎藤洋介らも出演し
追撮されたシーンが素晴らしい!

下村勇二監督の映像センスは
ほんまに凄いと思います。
冒頭の奇襲シーンといい
エンディングの仕込み刀といい
めちゃめちゃカッコいい
エンターテインメント映像で
ゾクゾクするカッコよさ!

今後もリアルアクション道を
追求する"戦劇者"TAK∴(坂口拓)と
下村勇二の挑戦には目を離せない!

「狂武蔵」満足度・・・82点


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タンクが傷だらけに! | トップ | 工場萌え~!からの~スイカ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おあずけ)
2020-08-22 17:07:57
うっわぁ…
めっちゃ観たくなりました…
((((;゚Д゚))))
返信する
>おあずけさん (MAX真吉)
2020-08-23 03:08:33
シネリーブル梅田は
8月27日(木)までの上映ですが
イオンシネマ茨木は
上映終了未定なのでぜひ!
おあずけさんのところからは遠いかな・・・
返信する

コメントを投稿