「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」感想（ネタバレあり）

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」
（吹替え版）を観てきました。

めちゃおもろかったです！
ハチャメチャで
クレイジーな映画でしたが
痛快！　爽快！
とにかく楽しい映画でした！

「スーサイド・スクワット」は
ぜんぜんおもろなかったけど
今作はおもろかったです。

とにかくマーゴット・ロビーが演じる
ハーレイ・クインが魅力的でした。
オシャレでキュートでクレイジー！
天真爛漫で破天荒！

ジョーカーにフラれ
やさぐれて
無茶苦茶なことをします。
冒頭のシーンで
タンクローリー車を盗んで
化学薬品工場に突っ込んで
大爆破させるなど
もうやりたい放題！

美人でスタイルも抜群で
露出度の高い衣装を着ていても
不思議なことに
エロさやセクシーさは
そんなに感じませんでした。
明るくて健康的なキャラ設定が
よかったと思います。

ストーリーは
前半、回想シーンが多くて
時系列が行ったり来たりで
ややこしかったけど
吹替え版で観たので
理解できました。

一見派手なだけのように見える
奇抜なメイクや
ド派手な衣装ですが
小道具や美術セットの
細かい部分にまで
ハーレイちゃんのこだわりと
センスを感じましたｗ

照明や爆破の煙の色なども
ポップでカラフルでしたが
けっして安っぽさは感じさせない
ファンタジーバイオレンスというような
世界観が見事でした。

ハーレイ・クイン以外の
キャラもみんな魅力的で
特に、バイクに乗り
クロスボウを武器にするハントレスが
カッコよかった！
バイクは
トライアンフ・ストリートトリプル（だと思う）

歌姫ブラック・キャナリーの
蹴り技も素晴らしかったし
超音波の歌声攻撃には笑いました！

悪役のブラック・マスクも
手下のビクター・ザーズも
サディスティックで残虐なくせに
ユーモアもあってよかったです。

物語のカギを握る中国系の子役だけが
お顔も体型もブサイクで
魅力的じゃなかったのが残念。
（けっして中国人に対する
　差別や偏見ではありません。
　客観的に観た俺個人の感想です）

アクションシーンも
素晴らしかったです！
アクロバティックで
スタイリッシュで
ユーモアもありました。

実戦格闘技っぽい
パンチやキック、
投げ技や関節技もあったし
バットやショットガンの使い方も
面白かったです。

やられて吹っ飛ぶ
スタントマンたちの
リアクションも凄いですよ～！

あと一番面白いと思ったのは
ラストの
バイク＆ローラースケートアクション！
スピード感もスリルも
ユーモアもあって最高です！

今のところ
今年一番のお気に入りアクションです！

アクション監督は・・・
エンドロールを見落としてしまいましたが
ネットでいろいろ調べると
やはり「ジョン・ウィック」や
「アトミック・ブロンド」の
アクションシーンを手掛けた
チャド・スタエルスキと
デヴィッド・リーチのチーム(87eleven Action Design )のようですね。
さすが！

この映画はキャシー・ヤンという
女性監督が撮った作品であり
女性スタッフが
たくさん参加したというだけあって
女性ならではの視点や感性を
感じる部分もあり面白かったです。

戦いながら髪形を気にするシーンや
女子会のノリのような
ワイワイ楽しい会話がよかったです。
女性たちが
極悪男性たちを退治する映画でしたが
別に男性に対する敵対心や
極端なフェミニズムは
感じませんでした。

【PG12】なので
ちょっとだけ過激なシーンも
ありますが
ポップでカラフルな映像と
ノリノリのロックミュージックで
めちゃめちゃ楽しい映画ですよ！

まあ、感動はありませんが
観ればスカっと爽快になれる映画です。

でもネットのレビューなどを観てると
全体的にはあまり評判はよくないですね。
いつも書きますが
映画の好みや評価は
人それぞれ違いますから
興味のある人はぜひ劇場へ！

「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

　満足度・・・85点