現在、闘病中の、ぴーちゃん
弱りながらもまだ棒に掴まって眠ることができます。
病気で、しかも片脚だけの、ぴーちゃん。
今さらながら
なんて器用なんだろうと感心しています。
このブログを以前からご覧の方なら御存知だと思いますが
我が家のぴーちゃんは片脚の半分が無いのです。

なぜ、ぴーちゃんが片脚になってしまったのか?
今まで書かなかったので、書きます。
今から6年半ほど前・・・
実は、ぴーちゃんはハニーの実家で
ハニーの御両親に飼われていたのです。
ぴーちゃんともう一羽の文鳥と二羽飼っていたそうです。
ある日、ハニーの父上どのは文鳥たちを日光浴させるために、
ベランダにケージ(鳥カゴ)を出していたそうです。
ハニーの父上どのがその場から離れた隙に・・・
なんとカラスに襲われてしまったのです!
カラスは頭がよくて器用な鳥なので
ケージの扉を開けて頭を突っ込み、中の文鳥を襲ったのです!
父上どのが戻った時には、
カラスの姿はなかったものの
ケージの周りにはカラスの羽根や文鳥の羽根が散乱し
ケージの中は・・・
ぴーちゃんと一緒にいた一羽は喰い殺され、
ぴーちゃんも片脚を咬まれたのか、
片脚の半分から下が、
ちぎれる寸前のブラブラの状態で怯えていたそうです。
数日後、実家に戻っていたハニーはその話を聞いてたいへん驚きました。
さらに、ハニーが驚いのたのが・・・
父上どのが言うには
「自分は悪くない、カラスが悪い」
と言って反省していなかったのです。
しかも、片脚をケガしているぴーちゃんを
病院にも連れて行っていなかったのです!
これにはハニーもブチ切れて
「ぴーちゃんの面倒は私がみる!」
と言って我が家に連れてきてしまったのです。
もちろんすぐに病院に連れて行って診てもらい
ちぎれそうな脚は
「この状態では切断するしかない」
ということだったので
手術をして片脚の半分を切断しました。
残った方の脚も指先が一部変形したような状態になっていました。
実は・・・俺は動物は嫌いじゃないけど特別好きでもないのです。
どちらかというとペットは飼いたくない人間なのです。
最初はぴーちゃんを飼う事には反対したけど
ハニーのあまりの熱意に押されて飼うことを了承しました。
それに正直なところ、
片脚の文鳥なんてそんなに長生きできないやろ・・・
すぐに死んでしまうやろ・・・なんて思っていたのです。
ぴーちゃんが我が家に来た頃、
脚を手術した直後は、
俺にはもちろん、
ハニーにもまったく懐かず、
怯えて・・・
逃げまくって・・・
騒いで・・・
片脚なので木にとまれない、
羽繕いができない
水浴びができない・・・
そらもう大変でしたわ・・・
これはまともには飼えないと思っていました。
しかしハニーは
辛抱強く献身的に
ぴーちゃんのお世話をしていました。
するといつの間にか、
ぴーちゃんはハニーにベッタリ懐くようになり、

俺にも少しは懐いてくれるようになっていきましたw

片脚でも器用に木にとまれるようになったし、
水浴びも手助けすればできるようになりました。

ぴーちゃんは片脚でも元気に育っていきました。
鳴き声がもの凄くキレイだったので
我が家に帰ってぴーちゃんの美しいさえずりを聞くのが楽しみでした。
小さいけど気が強くて
凛々しくてめちゃめちゃかわいいぴーちゃん・・・
最初はぴーちゃんを飼うことに反対だった俺も
いつの間にかぴーちゃんの虜にw
毎日毎日めちゃめちゃ癒されました。

動物病院にも定期的に連れて行って
健康状態を診てもらってはいたのですが・・・
文鳥によくあるという“肝臓肥大”になってしまいました。
しかもどんどん悪化して重度の肝臓肥大になってしまい
呼吸困難や排泄困難にもなってきています・・・
辛いけどおそらくもう長くはないと思います。
あと数週間か・・・数か月か・・・
(余命に関しては獣医さんにも明言は難しいらしい)
でも希望は捨てずに治療を続けていきます。
ハニーは毎日泣きながらもぴーちゃんの世話をしています。
俺は正直なところ
「毎日毎日、そんなに泣くなよ・・・重いわ・・・」と思うこともあります。
でもハニーにとって、
ぴーちゃんへの愛情は計り知れないものがあるので
その気持ちをできるだけ理解しなければと思います。
俺はそんなハニーのサポートをすることしかできないけど
ぴーちゃんのことは最後まで大切にしてあげようと思います。
最期までがんばろうぜ、ぴーちゃん!
