岩度伝説。日本の神話のお話。この神話に出会うべくしてこの松本に来たのだと、エクセレントな錯覚に満たされてしまうくらい、神秘的な佇まいなところでした。
天照大神が須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴に怒り、天の岩戸にお隠れになってしまい、世の中は真っ暗の暗闇になりみな困っていた。心配した神々が岩戸の前で騒がしく音をたてていたら、なんの騒ぎだろうと、岩戸を開けてのぞいた瞬間に力持ちの天手力男命(アマノタチカラオウノミコト)が岩戸をぐっと開けて下界へ投げ捨てた。めでたく世の中には太陽の光が・・・投げられた岩戸は日本のちょうど真ん中に落ちたそう。落ちた岩戸が戸隠山になったという説もあります。もうその岩戸が使われないように大切に隠されたのが字のごとく戸隠神社ともいいます。光と影 が同時に存在しているような不思議なところでした。
◆毎度のポーズで・・・
◆まずは中社から
◆いざ奥社!片道30分~40分かかります。
◆入り口です。雪はほんの少しでしたが、奥に行くほど積雪が多くなり・・・
◆有名な杉の並木道
◆私も岩戸を持ち上げてみようと・・・
◆神秘的なものを感じてしまう・・・
◆着いた頂上からの景色
◆奥社(左下)と山と空の集合写真
◆そして静かな佇まいの奥社(雪道で凍結もした登山のため1時間くらいかかりました)
◆先客がいたようです。このキュウバンの持ち主は何者だろう?
テレビや雑誌でこの戸隠神社は1週間前までお参りするのに3時間待ち状態だったそう。あの杉の並木道がすべて人で埋め尽くされていたそうです。そして本来なら行った12月9日は積雪が50センチ以上で行ける状態ではないそうです。何も知らないでスニーカーでいつもの服装で行ってしまいました。たまたま戸隠神社の奥社でNHKの取材の方からインタビューを受けて知った事実でした。地図も持たないで道路標識の戸隠を目指してノープランで来たことに、NHKの方々も苦笑いしていました。彼らは完全防備の状態!
ものすごい快晴でした。雲たちが気を使ってくれてどいてくれたようで、太陽と青空のしたでのお参り時間でした。帰ろうとして歩き出したら、吹雪いてきました。早く帰りなさい!と背中を押されるかのように・・・
写真があるから行ったのだと思う。でも夢だったかもと思える。何かを閉ざしている岩戸を放り投げる力を頂いたように思います。この長野を出るときには、最後に私も私の必要ない岩戸を隠しに戸隠神社に行こうと思います。自然にそのタイミングがくるのだと思います。
今日も私の神話の1日が始まります!では、いってきます!