健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

確率

2009-06-03 21:21:04 | 悩み

大竹寛が月間MVP受賞しました。今年はやっと一皮剥けたかなと思います。でも、今日は連勝ストップしちゃいました。 慶彦さん出演のテレビ見ました。やっぱり、1番ショート、と言えば、です。 今でも、カッコいいです。

今日は、「確率」について考えてきたことに触れてみます。 病気になる確率という数字は、目安として考えるのは分かりやすいものです。 例えば、脳腫瘍は1万人に1人程度の年間発生率と言われており、低い確率に感じられます。でも、罹ってしまった私から見れば、それが低い確率であろうと、罹ってしまえば残りの9999人には成りえないので、全く意味のない数字になってしまいした。 一方で、脳腫瘍と診断されて、5年生存率という数字が気になるようになりました。 5年生存率は、治療の難易度を理解する目安として分かりやすい数値です。脳腫瘍の診断を受けるまでは、特に考えたこともありませんでした。それは、「1万分の1」というファクターがかかっていたからだと思います。 しかし、1万人の中の1人の仲間入りをしたら、意味のある数字になりました。 脳腫瘍の中にも様々な種類があり、それぞれ、また年齢によって5年生存率が異なるのだ、ということも知りました。できるだけ高い数字であって欲しい、と思いました。。。 私の場合、星細胞腫か乏突起膠腫と予測されています。前者のグレードIIのびまん性星細胞腫だとすると5年生存率は66%、後者なら82%との統計があります。乏突起膠腫の方が治りやすいのだな、というのは直感的にも分かりますので、乏突起膠腫であって欲しい、とは思いますが、発生頻度は低いようです。

でも生存率という数字・確率が何%であろうと、結局は、5年後に生きているか死んでいるか、のどちらかなのです。脳腫瘍に罹って「1万人に1人」という確率が無意味になったのと同じように、5年後に死んでしまえば生存率という数字は全く意味をなさないと思います。

66%であっても、82%であっても、自分の運命が66%か82%の中に入っているという保証でもなく、反対の34%、18%になることもあり得るのです。 反対の中に入ってしまえば、その数字には意味がなくなってしまうのです。、

世の中、様々なことが確率の上で議論され、価値がつけられ、意思決定されています。それはそれで知恵を持った人間が未来社会を創造していくには重要なことです。 でも、個人としての価値を考えると、確率に左右されないで、いかに生きて行くか、を考えることが大事なのではないか、と思います。

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