ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

読書記録その5

2013-12-15 23:07:16 | 読書記録
はっ!と気付いたら、もう12月も半ばじゃないですか!早いですねえ。
忘れてましたが11月に読んだ本を記録しておきます~。
長いので、興味ない方はスルーで!

●幸せな食卓(乃南アサ)
のんちゃんあいちゃんおすすめの乃南さんの本!まずはデビュー作から。
でもよーく思いだしたら乃南さんの本で「凍える牙」っていうハードボイルドなのを、以前読んだことあったのね。で、こりゃ合わねえ~ってことで敬遠していたのですが、作風さまざま作家さんだったんですね。

この本、最初主人公の寂しい部屋にネコでもいるのかしら?と思っていたのだけど、おお!人形だったとは!シュール!想像するだけでガクブルきますね。
全編にただよう凍ったような空気感がすごいです。あぁ…って読み終わって脱力しました。でもきらいじゃないですけどね。全く楽しい気分にならない本ですが。

●ぼくのにいちゃん(よしながこうたく)
絵本です。表紙にやられました。よしなが先生の絵本は構図の取り方がものすごいのでめちゃめちゃ勉強になります。こんなアングルで!っていうシーン満載。切り取っておきたいくらい。
ストーリーはあまりぐっとこないかなあ。なんでかな。

●理由(宮部みゆき)
あれ?ドキュメンタリーの本だったっけ?と思ったらそういう手法の小説でした。
それにしてもすごい価格のマンションだなあ。考えられない~。
誰にも感情移入できないまま読み終えました。
いやしかし凝りまくりの設定ですね。こんなこと現実にもあるんでしょうか。占有屋なのにかき集め家族っていうところが複雑すぎ。そして犯人の赤ちゃんの行く末が心配過ぎる・・・。子供みたいなお母さんに殺人犯の父。弟がうまく支えてやってほしいわあ。。。

途中出てきた老人夫婦がやってるおもちゃ屋さんのイメージは駅裏にあるプラモデル屋のイメージで読んでしまった。全然似てないのに。

●お腹から痩せる食べ方(柏原ゆきこ)
だいぶん前に(夏ごろ?)注文してたのに、密林から3カ月くらいたってようやく届きました。忘れたころに。どうやら大人気で欠品中だったようです。

夏頃に見たテレビでエドはるみさんがやってたダイエット。2週間で4キロくらい痩せてたかな。ご飯をしっかり食べれば痩せる!っていうね。
そうそうそうだよ。これぞ幕内先生がおっしゃってることだわ。と思いつつ読んだ。
健康的に痩せるそうだ。でも解釈を間違うと太るだろうな~。早速大麦入れてご飯炊いてます。

●絵本作家になるには(小野明)
色んな職業になるにはシリーズの絵本作家編。あの小野明さんが書かれているので、思わず購入。
これは作家目指す方はオススメです。必読よ!
私も初心にかえったわ。もっと頑張らないと~。

●あなた 上・下(乃南アサ)
えー!まさかそんな!って感じでした。キツネって!!
話の最初らへんで、あ~この娘が憑いてるだろな~その理由もこうだろな~って思いつつ読んだらほんとにそうだった。わかりやすすぎるやろ~。
そして最後らへんで山で死んでしまった大学生のお友達(名前失念)がかわいそうすぎるわ。ないわ~。ツンデレ音大生とたらしの主人公、この後幸せになれるのかしら?ムリだと思うわ~。

●しゃぼん玉(乃南アサ)
光がさすような清清しいラストでよかったわ~~。ほんとよかった。
最初からしばらくは読んでも読んでも、この主人公がほんとイヤで嫌悪以外なかったから、ちょっとイライラしちゃったわ。
ばあちゃんの作る「焼いた肉とつけものとつくだに」の弁当がおいしそうすぎるわ。今度からうちの旦那の弁当もこれにしようと思ったわ。もちろん米はぎゅうぎゅうに詰めてね。

ちゃんとエピローグでしっかり服役後も書ききってくれてるのがほんと清清しい。読者任せにしないで、書いてくれる作家がやっぱり好きだわ。だって小説は考えるんじゃなくて世界観に浸って読んでいるんだからさ。読後感サイコーな小説だった~。ちょっとできすぎだけど、読者が求めていた通りのラストをそのまま用意してくれてた感じね。ひねりなしね。

●おれたち花のバブル入行組(池井戸潤)
半沢直樹の原作本。ようやくキター。これは東京に戻ってからのほうだから、ドラマの後半ね。
ドラマもがっつり見てたからすいすい読めちゃったわ。ドラマと違って町工場の実家のこととか嫁のハナのこととかほぼ出てないわね。そしてキメゼリフ「倍返しだ!」って全然言わないよね。
ラストもドラマよりあっさりね。ってドラマがやりすぎちゃってたんだけどね。土下座するまでどんだけ引っ張るよ香川さん~。
というわけで、タイトルが「ダッサー」って感じですが(笑)面白かったです。堅苦しそうな銀行の話がこんだけわかりやすく人物メインで描かれているのが秀逸ですね。すごいや~。

●演じてみよう作ってみよう紙芝居(右手和子・やべみつのり・長野ヒデコ)

むちゃくちゃいい本でした。たぶん一生私の手元に置いて、バイブルのように読み返すことでしょう。
紙芝居は絵本より下に見られてしまいがちなのだけど、全然別のジャンルのものなのだ!ってことを、これを読んですべての保育の現場の人に知ってもらいたいですよ、ほんと!

紙芝居はこれまで何冊が書いてきましたが、もっともっと描いてみたい!と強く思ったわ~
でも企画会議でボツになったので、また考えねばねば。あ~面白いものかきてーな・・・。

●木村式童話の作り方(木村裕一)
「あらしのよるに」とか「いないいないばあ」の仕掛け絵本シリーズで有名なキムキム木村先生の本です。こないだ和歌山に行った時にもお会いしましたヨ。ダンディーな方でした。
今、お話作るのにあーでもこーでもないと煮詰まっているので、色々ヒントをもらったような気がします。そして結構赤裸々に書かれていて笑ってしまいました。なるほどな~。


てな感じの11月の記録でした~。
11月はこどもたちがバタバタと病で倒れてずっと家にいるもんだから、本もあまり読めず!無念!




コメント
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