ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

この世界の片隅に

2016-12-11 18:08:18 | 雑記

やっと映画を見に行ってきた!

地元の映画館で見たけど、ここにこんなに人が入ってるの初めて見たわー!ってくらい人がいっぱい!


この写真は美術館で前に撮影したものです。
夏に原画展を美術館でやっていたので、子供たちと見に行った時のもの。

私も呉の人間で、この作品はもちろん原作を何度も読んでるし、北川景子主演のドラマ版も見ました。
こうの史代さんと出版社の編集さんのトークライブも聴きに行ったし、この漫画が映画になるーって聞いてたら、いつかなーっとまっておりました!

見終わって感想は。。。

ちょっとね、なんだかね、うまく言葉にできない感じでしょうか。
うまく言えないけど、これだけはとりあえず大声で言いたい!

「景色が本当に素晴らしかった!」

ええなあ。呉じゃのう。。。

ネタバレになるので、あんまり書けないけど、呉空襲の焼け野原で何にもない町のシーンとか、とうせんばとか、朝日町とか辰川とか。
何度も出てきたけど、いつも通ってるスーパー万惣のそばの古い蔵?の前とか、灰ガ峰とか。
地元民なら「あー、あそこだー」って場所がいっぱい。
それだけじゃなくて、ほんとにきれいなの!時々水彩画の絵に変わったりして、本当に!

すずさんの家って「上長ノ木」ってなってるけど、かなり呉でも山すそのほう?
以前、旦那とバイクで「このシーンはどこらへん???」ってあちこち探しまくったけど、よくわかんなくって
調べたら昔パンヤの工場があったあたりらしい!かなり山の上デスヨ。
あそこから国立病院まで歩くのか~~。昔の人は健脚ですね。

私も呉大空襲のことを絵本にしましたが、その絵本のテーマにもあげていた「あたりまえの幸せ」でした。
そのへんと通じるものがあるなあと思いました。
そして、呉空襲の話を作った時に、何度も何度も戦争中の話を聞いたことを、あれこれ映画から派生していろんなことが思い出されてしまい・・・泣けてきました。でも、子供らの前なので何とかこらえて最後まで見たよ。

映画では呉空襲については、一瞬でしたが、機銃掃射や爆弾のシーン、原爆が落ちたとき呉からはどう見えたのかとか、後半は見ていて苦しいシーンが続きましたねえ。。。
日付が出るんですが、どんどん7/1が近づいて、そして8/6が近づいて・・・。

11歳の娘と7歳の息子もつれていったのですが、息子にはちょっと難しかったかな。
でも知ってる場所とか、ちょこちょこ出てくる笑えるシーンは楽しんでいました。
娘はしっかり作品世界に入って、じっくり見入っていました。

最後の右手だけが出て、手を振るとこが・・・ちょっとじゃっかん「・・・」でしたけども~。

いい映画でした

呉の人なら一度は絶対見てほしい。呉の人じゃなくても見てほしいです。