ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

お星さまがこわい

2019-03-08 08:35:01 | 紙芝居
久々に小学校でふうちゃんのそらの紙芝居に行ってきましたよ。



こちらの小学校は毎年この時期に6年生だけに演じる機会をいただいております。ありがたいね。

学校でやると最後に質問タイムがあるんやけど、全然手のあがらない時もある。けど、今日は子供たちから、ちょっとめずらしい質問があったのです。

ふうちゃんは戦後どこにいたのか?
戦争が落ち着いてから、焼け出された人はどうしてたの?っていう感じの質問だったかな。

私もその質問、紙芝居作ってる時に聞いたなあと思い出した。

中峠さんは親戚のおうちに身を寄せたんだそう。
呉市は山側の家は燃えなかったので。

そのことを話ながら、ふうちゃんちょっと考えて…


空襲のあったその日の夜はどこにいたのか、の話もしてくれました。

いまなら、災害があったら、避難所が作られるけど、当時はどうだったのか。

なんと川の橋の下で一夜を明かしたそうです。
そのとき、夜空に光るものが見えて、飛行機がきよる!こわい!こわいよー!と泣きわめいたんだそう。

でもその光はお星さまだったんですって。

お星さまを見て怖いと子供が思う、空が見上げられない世界に生きていたんですよね。😭

このお星さまのエピソードは、最初は紙芝居の話の最後に書いてて、絵もできてたんだけど、思いきってカット✂️した。

幻のシーン。

この話を今日子供たちにも聞いてもらえて、よかったなあと思いました。

そしてボツになったこのシーンの絵を持っていけばよかったなー。より伝わったかしらー。