とある養護老人ホームでのお仕事です。開きの扉は通常90°しか開かないのですが、それ以上無理に開こうとすると、こういう「パーチクルボード」という合成板は、割と簡単にバリッ!と破れてしまうのです。
蝶番がビス止めされていた部分はこのようになっています。当然、同じビス穴はもう使えません。
このトリマという工具を使って細工をします。このような仕事、普段はやっトリマせん。
ボードの厚みは約20ミリ。トリマで深さ約5ミリ削っています。
下地のベニヤを接着剤で貼りつけます。大きさは100ミリ四方くらいです。
ベニヤは表面よりわずかに沈めており、パテにて平滑面を成形します。
木目を描き始めたところ。
箱の中で黒い部材ということで、木目は大雑把ですが、部屋の明かりでは描いた部分が全くわからなくなっています。
引いた写真です。
トリマを使うときは誰かに掃除機で吸ってもらいながらしないと、大変です。この日は頭からつま先まで粉まみれになりました。
この作業方法は、知っている方から見ると突っ込み所がありますが、肝心ないくつかのポイントは割愛して公開しています。