延べ床200坪以上はあろうかという、豪邸のオーディオルームに、その家具は鎮座していました。ラッカー仕上げのアンティーク書棚の天板に、溶剤のついた容器等を置いた跡のような丸い跡。写真はお客様から頂いたもので、最初左の状態だったものがタッチアップされて右の状態になっていました。
ラッカー仕上げの家具は溶剤で簡単に塗膜が剥離してしまいます。細心の注意を払いながら、まずタッチアップされた塗料を除去していきます。丹念に、丹念に・・・。その過程で、どうしても既存塗膜が一緒に取れてしまいますが(写真下左)、そこから根気を入れ直し、着色をしていきます(写真下右)
染料・顔料・パール粉等を使いながら、少しずつ、少しずつ、木目と色相を再現していきました。在宅のお家での作業だったので、養生にも手間がかかり、5時間ほどもかかってしまいました。
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