前回の続きです。
「やる必要のない戦争をやり、その結果として世界的に
共産主義の進出を許し・・・・」
まず、これはフーヴァーと藤井氏が共産主義を「悪」と
見ていることの証左でもある。
そして太平洋戦争ひいては第二次世界大戦に参戦した結果、
「共産主義を浸透させた」と藤井氏は代弁しているが
これは、ルーズベルトがスターリンを容認したからだ
と言いたいのだろう。
しかし、当時、ドイツ、日本、イタリアの枢軸国に対する
包囲網を構築することが急務だったはずで、ルーズベルトは
スターリンがフィンランド、ポーランド、バルト三国に侵攻
したことを黙認していたとある。
それくらいドイツ、日本の侵略行為は、目に余った
ということだろう。
ただスターリンは革命を成功させ、政権を確立するために、
反対派を容赦なく粛正し多くの国民を処刑したようだ。
「ソビエト連邦共産党内における幹部政治家の粛清に留まらず、
一般党員や民衆にまで及んだ大規模な政治的抑圧として世界
でも悪名高い出来事である。
ロシア連邦国立文書館にある統計資料によれば、最盛期であった
1937年から1938年までに、134万4,923人が即決裁判で有罪に
処され、半数強の68万1,692人が死刑判決を受け、63万4,820人
が強制収容所や刑務所へ送られた」
またクメールルージュで悪名高いポルポト政権は、80万人とも
150万人とも言われる自国民を虐殺した。
だから「悪」かもしれない。
マルクス・レーニン主義は、日本でも、戦後、イデオロギー
として、もてはやされた時代もあったが、ソ連崩壊と共に
衰退していった。
なぜ衰退していったか。
労働者階級によるプロレタリアート独裁と綺麗ごとを
言っても所詮、「独裁」であることに変わりはなく、時代を
経て、それは「独裁政権」となり、上級機関・指導部の
貴族化が進んで堕落していく。
国民との格差がますます進んで政権はやがて崩壊する。
北朝鮮が、その過程にあり、中国も指導部や上級機関が
貴族化していて党幹部の係累が莫大な隠し資産を海外に
所有している。
ところがキューバは他の社会主義国と、色合いが異なる。
永い経済制裁を受けながらも、比較的平穏なのは、まず
指導部が国民レベルの質素さを維持していることがあり
比較的自由度か高い。
かつては野球はアメリカも日本もキューバチームに
歯が立たなかった。
そして日本びいきである。昭和天皇崩御の時、国を挙げて
喪に服したとある。また、かつては日本の空手が流行り
映画「座頭市」が、盛んに上映されていたようだ。
ちなみに人口10万人当たりの医師の数は世界一。
さて、次の
「日本に対する宣戦布告なき戦争が、静かに始まっていた」
またぞろ同じことの繰り返しだ。
第一章の終わりの
「アメリカは、日本がチャイナの利権を独占するのが
許せなかった」
の項で、webの記事を転記しながら批判していますので
参照してください。
「太平洋戦争の大嘘」という荒唐無稽その5
アメリカは、なぜ日本に経済制裁をしたか、その根本的な
原因については一切触れず、「日本がチャイナの利権を
独占するのが許せなかった」などと問題をすり替えて
「日本に対する宣戦布告なき戦争が、静かに始まっていた」
などと論拠を示さない藤井氏の言説は、自らが「論客」でない
ことを証明しているようなものだ。
「そして『それは、これまで明らかにされた冷静な歴史の光に
照らしながら、1938年から1941年を客観的に観察すれば、自ずと
明らかである』と、はっきり言っています。要するに、
ルーズベルト大統領こそが日本を戦争に導いていった張本人
である、日本はそれに乗せられてしまった」
小生は無才ながら、言葉に引っかかると前に進めない。
フーヴァーが記述したという「冷静な歴史」とは、どういう意味か?
何を指しているのか?
ジャーナリストは、言葉に拘る職業人だと思うが、藤井氏はなんの
拘りもなく、フーヴァーの言辞を直訳して認めただけなのか?
「1938年から1941年を客観的に観察すれば」
1938年から1941年とは世界の動乱の時期だと思うが、
ルーズベルト没後、10年や20年で、動乱期の歴史的事実を
果たしてどこまで、客観的に観察することができるのだろうか。
そして
「ルーズベルト大統領こそが日本を戦争に導いていった張本人
である、日本はそれに乗せられてしまった」
藤井氏は何も考えずに、この言葉を翻訳しているのか?
小生だったら「フリーダム・ビトレイド」に、この文章を
発見した途端、フーヴァーのこの本を床に叩きつけた。
「日本を戦争に導いていった、
日本は、それに乗せられてしまった」
別の言い方をすれば、
「他国の大統領の誘導で戦争を始めてしまった。
それくらい日本はバカな国だ」と言っていることにもなる。
「ふざけんな!なめたこと言ってんじゃねーよ。日本が
アメリカ大統領の戦略に乗せられて戦争を始めてしまったとーっ
フーヴァーは陰では、それくらい日本をバカにしていた
ということかっ」
小生だったら、そのように怒鳴ってしまっただろう。
大東亜共栄圏信奉者の
藤井君
保守を気取るな
君は
本当の愛国者ではない
単に
エセ政治ジャーナリストにすぎない
「やる必要のない戦争をやり、その結果として世界的に
共産主義の進出を許し・・・・」
まず、これはフーヴァーと藤井氏が共産主義を「悪」と
見ていることの証左でもある。
そして太平洋戦争ひいては第二次世界大戦に参戦した結果、
「共産主義を浸透させた」と藤井氏は代弁しているが
これは、ルーズベルトがスターリンを容認したからだ
と言いたいのだろう。
しかし、当時、ドイツ、日本、イタリアの枢軸国に対する
包囲網を構築することが急務だったはずで、ルーズベルトは
スターリンがフィンランド、ポーランド、バルト三国に侵攻
したことを黙認していたとある。
それくらいドイツ、日本の侵略行為は、目に余った
ということだろう。
ただスターリンは革命を成功させ、政権を確立するために、
反対派を容赦なく粛正し多くの国民を処刑したようだ。
「ソビエト連邦共産党内における幹部政治家の粛清に留まらず、
一般党員や民衆にまで及んだ大規模な政治的抑圧として世界
でも悪名高い出来事である。
ロシア連邦国立文書館にある統計資料によれば、最盛期であった
1937年から1938年までに、134万4,923人が即決裁判で有罪に
処され、半数強の68万1,692人が死刑判決を受け、63万4,820人
が強制収容所や刑務所へ送られた」
またクメールルージュで悪名高いポルポト政権は、80万人とも
150万人とも言われる自国民を虐殺した。
だから「悪」かもしれない。
マルクス・レーニン主義は、日本でも、戦後、イデオロギー
として、もてはやされた時代もあったが、ソ連崩壊と共に
衰退していった。
なぜ衰退していったか。
労働者階級によるプロレタリアート独裁と綺麗ごとを
言っても所詮、「独裁」であることに変わりはなく、時代を
経て、それは「独裁政権」となり、上級機関・指導部の
貴族化が進んで堕落していく。
国民との格差がますます進んで政権はやがて崩壊する。
北朝鮮が、その過程にあり、中国も指導部や上級機関が
貴族化していて党幹部の係累が莫大な隠し資産を海外に
所有している。
ところがキューバは他の社会主義国と、色合いが異なる。
永い経済制裁を受けながらも、比較的平穏なのは、まず
指導部が国民レベルの質素さを維持していることがあり
比較的自由度か高い。
かつては野球はアメリカも日本もキューバチームに
歯が立たなかった。
そして日本びいきである。昭和天皇崩御の時、国を挙げて
喪に服したとある。また、かつては日本の空手が流行り
映画「座頭市」が、盛んに上映されていたようだ。
ちなみに人口10万人当たりの医師の数は世界一。
さて、次の
「日本に対する宣戦布告なき戦争が、静かに始まっていた」
またぞろ同じことの繰り返しだ。
第一章の終わりの
「アメリカは、日本がチャイナの利権を独占するのが
許せなかった」
の項で、webの記事を転記しながら批判していますので
参照してください。
「太平洋戦争の大嘘」という荒唐無稽その5
アメリカは、なぜ日本に経済制裁をしたか、その根本的な
原因については一切触れず、「日本がチャイナの利権を
独占するのが許せなかった」などと問題をすり替えて
「日本に対する宣戦布告なき戦争が、静かに始まっていた」
などと論拠を示さない藤井氏の言説は、自らが「論客」でない
ことを証明しているようなものだ。
「そして『それは、これまで明らかにされた冷静な歴史の光に
照らしながら、1938年から1941年を客観的に観察すれば、自ずと
明らかである』と、はっきり言っています。要するに、
ルーズベルト大統領こそが日本を戦争に導いていった張本人
である、日本はそれに乗せられてしまった」
小生は無才ながら、言葉に引っかかると前に進めない。
フーヴァーが記述したという「冷静な歴史」とは、どういう意味か?
何を指しているのか?
ジャーナリストは、言葉に拘る職業人だと思うが、藤井氏はなんの
拘りもなく、フーヴァーの言辞を直訳して認めただけなのか?
「1938年から1941年を客観的に観察すれば」
1938年から1941年とは世界の動乱の時期だと思うが、
ルーズベルト没後、10年や20年で、動乱期の歴史的事実を
果たしてどこまで、客観的に観察することができるのだろうか。
そして
「ルーズベルト大統領こそが日本を戦争に導いていった張本人
である、日本はそれに乗せられてしまった」
藤井氏は何も考えずに、この言葉を翻訳しているのか?
小生だったら「フリーダム・ビトレイド」に、この文章を
発見した途端、フーヴァーのこの本を床に叩きつけた。
「日本を戦争に導いていった、
日本は、それに乗せられてしまった」
別の言い方をすれば、
「他国の大統領の誘導で戦争を始めてしまった。
それくらい日本はバカな国だ」と言っていることにもなる。
「ふざけんな!なめたこと言ってんじゃねーよ。日本が
アメリカ大統領の戦略に乗せられて戦争を始めてしまったとーっ
フーヴァーは陰では、それくらい日本をバカにしていた
ということかっ」
小生だったら、そのように怒鳴ってしまっただろう。
大東亜共栄圏信奉者の
藤井君
保守を気取るな
君は
本当の愛国者ではない
単に
エセ政治ジャーナリストにすぎない