10月10日(土)昼食は水月湖の湖畔の「観光ホテル水月花」で会席料理。
今年2月以降、コロナ禍での5名を超える団体での会席料理は初めてでした。
時節柄、マスクホルダーが用意されていましたね。
うなぎのセイロ蒸しと土瓶蒸し。
あぶらガレイの土鍋。
まるでフグかと思うような見た目でプリプリのカレイでした。
【アブラガレイ】
古くから油をとっていたことよりアブラガレイと呼ばれています。
この油からはビタミンAなどが抽出されるそうです。
煮ても硬く締まらず、クセのない上質な白身です。
ちょっと小ぶりな笹カレイの塩焼き。
【笹カレイ】
カレイ科のヤナギムシカレイの生干しのことで、形が笹の葉に似ていることより、
京都など関西では笹かれいと呼ばれ、関東では柳かれいと呼ばれているそうです。
昔から主に福井県の若狭地方で水揚げされ、生干しにされて京都に運ばれていました。
福井県小浜市の笹かれいは、現在も毎年皇室に献上されております。
グジのてんぷら。
【グジ】
ぐじとはアマダイの福井県・京都府における地方名。
ぐじの語源は、「身が柔らかく、ぐじぐじしているから」、
「釣り上げるときに、ぐじぐじ鳴くから」、
屈折した頭で、屈頭(ぐず)から、ぐじに変化した等の諸説があるそうです。
若狭湾は古くから海に面していない都(京都)への海産物の供給地として、
鯖街道により浜焼き鯖、笹カレイ、ぐじ(アマダイ)等が陸送されています。
嶺南(若狭)地方は京都の影響も強く感じるエリアです。