令和5年4月15日(土)午後2時から
金沢東急ホテルにて日本建築構造技術者協会中部支部北陸部会の
令和5年度通常総会と記念講演会に参加してきました。
今回の記念講演会は
演題:東京スカイツリー~構造技術者の挑戦~
講師:日建設計 構造設計部門構造設計部 小西厚夫氏
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieiej/32/10/32_725/_pdf
https://www.aij.or.jp/jpn/design/2015/data/2_3award_nikken.pdf
引用:2014JSCA業績賞パネル
耐風設計に取り組むために600mを超える高さに吹く風の性状を特定する必要であり、
計画地における直接の高層風観測は必須と判断し、
高層風の観測には音波による観測とGPSゾンデを用いた気球による観測を計画したそうです。
600mを超えるタワーを設計するため深度3kmに及ぶ地盤調査計画に着手したそうで、
構造物直下にある約2.5kmの深層地盤を精度よく調査できなければ信頼できる模擬地震波は得られないとのこと。
想像をはるかに超える調査が必要なんですね。
制振構造は頂部TMD(質量付加機構)や心柱制振(心柱型付加質量機構)を採用。