国内の養殖ウナギの約40%のシェアを占めている鹿児島県。
鹿児島県指宿市には鰻池があり、湖畔には鰻温泉なる湯治場もあります。
鰻池周辺の地名には鰻があり、住んでいる地名より苗字を鰻としている家もあるそうです。
現在、ニホンウナギは絶滅危惧1B類としてレッドリストに記載されていますが、
鰻さんも全国で数少ない苗字のひとつで、かなり貴重な苗字みたいですね。
指宿での昼食は鰻池でうな重と思っておりましたが、地元の人に聞き込みをしてみたら、
唐船峡の流しそうめんもお勧めだという事で、指宿市営唐船峡そうめん流しを体験してきました。
平成の名水百選のひとつである「唐船狭京田湧水」を利用した回転式の流しそうめんです。
回転式そうめん流し器は指宿郡開聞町の元町長さんが考案し、開聞町が実用化したもので、
唐船峡が回転式そうめん流しの発祥の地となっています。
杉木立の渓谷を利用した回転式流しそうめん会場へは、階段かエレベーターで降りていきます。
渓谷の底であたり一面に湧水が見られるため、ヒンヤリとしていて夏でも涼しそうな感じでした。
「唐船狭京田湧水」の豊富なキレイな湧水の圧力により自然に回転させているようです。
水力により自然に回転させるために溢れる水は、内側の切れ間より排出する仕組みです。
指宿を訪問する機会が有れば、指宿市営唐船峡そうめん流しを体験してみてくださいね。
https://www.ibusuki.or.jp/eat/somen/ibusukicity/
「流しそうめん」と「そうめん流し」
●「流しそうめん」は竹樋流し。
発祥の地は宮崎県高千穂町で昭和30年生まれの意外と新しい食べ方。
暑い夏の野良仕事の際に野外でそうめんを茹で、竹と高千穂峡の冷水を利用して涼を得た光景から、思いついたと言われているそうです。
●「そうめん流し」はテーブル流し。
テーブルの周りを人工的に回る水流により食べる素麺の食べ方。
発祥は鹿児島県指宿市の唐船峡です。
唐船峡の清水は1日10万トンも湧出するため、昭和37年に観光アピールとして「そうめん流し」が始まったそうです。
https://www.shimabara-soumen.com/14377037398288