この3月、
私にとって特別の意味をもつ1冊の本を上梓した。
心から信頼する丸尾多重子氏(つどい場さくらちゃん代表)、
愛称まるちゃんの思いを綴った
『まるちゃんの老いよボチボチかかってこい!』
という一冊。
出版社「クリエイツかもがわ」の敏腕編集者岡田さんとのご縁の賜物でもある。
この本は、まるちゃんの転倒に始まり、5時間もの入浴事故から
仲間に救助されての奇跡の生還、入院、手術、介護……と、
一見、まるちゃんの人生後半の顛末記的要素にあふれている。
これまで介護する側から発言を続けてきたまるちゃんが、
介護される側になっての
「老い」を受け入れることの難しさや悔しさ、
だからこその上手な老いの受け入れ方、
また高齢になって、いつでも駆けつけてくれる人と繋がることの
大事さが大きな柱となっている。
でも、その背景として私が描きたかったのは、
自分自身の家族の介護への後悔から学びを重ね、
家庭での介護のあり方を
20年間ぶれることなく、介護者に伝え続けてきたこと。
小難しい言葉など一切使わずにである。
それは、
偉ぶることもなく、いつも明るい関西のおばちゃん風のまるちゃんが、
人生をかけて打ち立ててきた立派な「家庭介護論」であることだ。
多分、まるちゃんがこの文章を目にしたら、
いつも通り「ワッハハ!」と笑い飛ばすだろう。
そうやって人のために生きることの大きさを、
そばで見させてもらったことへの感謝でもある。
私にとって特別の意味をもつ1冊の本を上梓した。
心から信頼する丸尾多重子氏(つどい場さくらちゃん代表)、
愛称まるちゃんの思いを綴った
『まるちゃんの老いよボチボチかかってこい!』
という一冊。
出版社「クリエイツかもがわ」の敏腕編集者岡田さんとのご縁の賜物でもある。
この本は、まるちゃんの転倒に始まり、5時間もの入浴事故から
仲間に救助されての奇跡の生還、入院、手術、介護……と、
一見、まるちゃんの人生後半の顛末記的要素にあふれている。
これまで介護する側から発言を続けてきたまるちゃんが、
介護される側になっての
「老い」を受け入れることの難しさや悔しさ、
だからこその上手な老いの受け入れ方、
また高齢になって、いつでも駆けつけてくれる人と繋がることの
大事さが大きな柱となっている。
でも、その背景として私が描きたかったのは、
自分自身の家族の介護への後悔から学びを重ね、
家庭での介護のあり方を
20年間ぶれることなく、介護者に伝え続けてきたこと。
小難しい言葉など一切使わずにである。
それは、
偉ぶることもなく、いつも明るい関西のおばちゃん風のまるちゃんが、
人生をかけて打ち立ててきた立派な「家庭介護論」であることだ。
多分、まるちゃんがこの文章を目にしたら、
いつも通り「ワッハハ!」と笑い飛ばすだろう。
そうやって人のために生きることの大きさを、
そばで見させてもらったことへの感謝でもある。