昨日の朝ふーちゃんが普通サイズのメス(百合未来ー隆之国〜百合茂ー安糸福)を産んだ。
PG注射の49時間後。33時間後ではなかった。
エサやりしながらの立会。
ちょっと危なかった。
一昨日の夕〜夜分娩と思って段取りしたが、帰宅前にはほんのわずかに尾を上げる仕草がある程度だった。
また午前3時頃牛温恵の駆け付けメールに起こされるのだろうと思いつつの睡眠。
熟睡とはいかなかったが、朝までベッドで寝られたのはラッキー。
ほんの少し早めの7時40分頃牛舎に向かう。
運転中にスマホとタブレットに着信。
2つほぼ同時なので、駆け付けメールだろうと思いそのまま牛舎に。
ふーちゃんを見に行くと、もう前肢2本球節あたりまで出ていた。
蹄は普通サイズか小さいくらい。
難産の確率ほぼ無いかな。
牛温恵の体温計を回収、水洗、消毒。
早く出てくるだろうと思いつつも、エサやりしながらの立会。
2時間弱経ち餌やりほぼ終了したので、
牽引して出そうかなと思いつつふーちゃんを見ると、お尻が牛房の隅角、その後ろに黒い塊。
やばい、子が出きっていない。慌てて牛房内に入る。
ふーちゃん立ち上がり、半分出た子牛がぶら下がったまま。
前肢を持ち、引っ張りだす。
子牛、息してない。
慌てて、ほっぺたを叩く。
息が戻ったが弱い。
急いで人工呼吸器を取りに行き組み立て。
吸引数回、人工呼吸器の向きを変え、送気を5〜6回。
ふーちゃんは舐め、私はワラで拭き取り、マッサージ。
子牛、ちょっと弱いがしっかりしてきたので、後はふーちゃんに任せた。
私は、死産の多くがこのパターンで、立ち会いをしていないときに起きているのではないかと思っている。
その点では、体温計を子牛の蹄が押し出すことで通報する牛温恵が最も良い分娩通知システムだと思う。