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2024/12/07 親子のゲノミックが似すぎ。

2024-12-07 12:45:25 | 種雄牛 ゲノミック
きたちゃんは見た目もゲノミックもお母さんそっくり。
北美津久で大きくゲノミックの改良を狙ったのだが。




上が母のみーちゃん①、下がきたちゃん。
きたちゃんの血統は、
北美津久ー百合茂ー金幸ー平茂勝。
百合未来の近親です。

きたちゃんは、おっとりさ、食いしん坊、腹容、長さ、背のちょっとゆるいところ、母のみーちゃん①にそっくり。(笑)。

ゲノミックのグラフの形もそっくり。(笑)
でも、六角形内の面積はきたちゃんのほうが大きい感じなので改良されている。

では、ゲノミック育種価(2024.11.29解析)を比較してみます。
       みーちゃん①    きたちゃん 
項  目   育種価  区分   育種価  区分
枝  重    91  H    108  H
ロース芯  ー0.8  C    4.5  B 
バ  ラ   0.8  H    1.0  H
皮下脂肪  0.03  C   0.28  C
歩留基準  ー0.6  C   ー0.2  C
B M S  ー0.3  C    0.1  B

オレイン酸      0.54      0.82   
MUFA    1.40      0.83
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
複合指数    2.09      4.00
 ※複合指数は標準偏差σの値を枝重✕1+BMS✕2+ロース芯✕1の値

母子ともBMSが低くて気になりますが、母のみーちゃん①は福之姫の去勢で24か月齢枝重600kg超え、BMS12を輩出しているので、きたちゃんも種雄牛を選べばBMS12輩出は十分期待できます。

ちなみに、きたちゃんは11月中旬にBMS最強の福之鶴をつけています。




2024/12/02 北美津久の家畜改良事業団でのゲノミック育種価を推定してみた。BMSは思ったほど高くなかった。

2024-12-02 19:02:20 | 種雄牛 ゲノミック
北美津久娘牛3頭とその母牛の家畜改良事業団でのゲノミック育種価から、
北美津久の家畜改良事業団でのゲノミック育種価標準偏差σを推定してみた。
父母の値の和を2で割る。 で算出。
 基本的には  娘牛の値✕2ー母の値
   
数値のブレが大きいのでお遊びです。

我が家の北美津久娘とその母は各3頭
  σ値   枝重 ロース  バラ 皮下 歩留 BMS   オレイン MUF
みーちゃん① 2.63 -0.12 1.75 0.07 −0.55 -0.21 0.54 1.41
その娘    3.13 0.67 2.22 0.62 −0.19 0.10 0.83 0.82
推定北美津久 3.63 1.45 2.09 1.17 0.17 0.41 1.13 0.23

りゅうちゃん -0.09 0.44 0.50 0.59 0.41 1.77 -1.06 ‐0.48
その娘    0.67 1.33 0.41 ‐0.84 1.31 1.52 ‐0.49 -1.65
推定北美津久 1.42 2.22 0.31 -1.43 2.22 1.27 0.09 -2.83

ふーちゃん  1.19 0.45 0.61 -1.19 0.54 0.30 0.40 -0.80
その娘    2.36 2.09 0.68 -0.04 1.02 1.03 -0.69 -2.18
推定北美津久 3.53 3.73 0.75 1.12 1.50 1.76 -1.78 -3.55

推定北美津久3頭の平均 σ値
2.860 2.468 1.052 0.287 1.295 1.149 0.998 -2.050


結果からは枝重、ロース芯は大きく改良できそうだが、BMSは福之姫系ほど改良できないかも?

一言でゲノミック育種価と言っても解析団体ごとに違うのは困ったものだ。(-_-;)

2024/09/19 家畜改良事業団のR3前期の検定成績が更新された。

2024-09-19 16:00:57 | 種雄牛 ゲノミック
R3前期現検の成績が9月19日に更新された。
福之鶴息牛がメス成績でやや伸び悩んでいる。

まだ♀牛の成績が4頭前後残っているのでどうなるかわからないが。



以下上位4頭、鶴姫重、伊勢之鶴、光久茂、幸松梨の成績。
候補牛の父で見ると、福之鶴が2頭、幸忠栄、久茂福が各1頭。

幸忠栄は事業団の種雄牛で枝重のG育種価が非常に高い牛。

久茂福はE黒023、島根県の牛で、暁之藤と同じ取り扱い。事業団経由で購入できる。


鶴姫重 福之鶴ー福之姫ー美津照重
 去勢 9/9頭 BMS9.8、枝重538kg、ロース芯74cm
 メス 12/17 9.5ー529ー78    

伊勢之鶴 福之鶴ー耕富士ー勝平正
 去勢 13/13頭 10.9ー523ー81
 メス 6/11 9.8ー517ー75

光久茂 久茂福ー幸紀雄ー安福久
 去勢9/9頭 9.3ー519ー71
 メス 8/11 11.0ー466ー79

幸松梨 幸忠栄ー安福久ー福之国
 去勢 6/6頭 9.2ー511ー75
 メス 6/10 11.5ー443ー80

光久茂と幸松梨は枝重が小さいのが気になる。久茂福


5番手は  
鶴兵衛 福之鶴ー安福久ー百合茂
 去勢 12/14頭 10.3ー506ー80
 メス 6/11 8.7ー429ー68 
が肉薄している。

検定成績の概要には脂肪の質や生時体重等は記載されていないので、これらに良い成績の候補牛が入ればその牛が選抜されるかもしれない。


2024/08/27 すごい枝肉

2024-08-27 17:53:30 | 種雄牛 ゲノミック
ジェネティクス北海道の情報

さて、この枝成績は誰でしょう。

東三河食肉流通センター
BMS   12
枝重    731kg
ロース芯  115cm2
バラ厚   10.9cm
皮下脂肪厚 3.8cm
歩留基準値 77.2





答え
北美津久の交雑種
しかも、メス
28か月齢

味は置いといて、
和牛が要らなくなってしまう。  怖、恐、こわ。



2024/08/12 なぜ、晴姫彦は種雄牛になれなかったのかな

2024-08-12 12:32:41 | 種雄牛 ゲノミック
R02現検(後期) 検定終了成績が良かった晴姫彦はどうするのかな。
育種価が公表されていないのでわからないが、種雄牛としては枝重、BMSともに福勝鶴と千寿剣の中間に位置していたのではなかろうか。
なのになぜ、

一言で言えば、
家畜改良事業団の種雄牛に福之姫息牛の種雄牛が多すぎるので、
アピールポイントの無い息牛はかなり優秀でも、もう持てない。
基準は複合指数を含めて各項目のいずれかでトップであることとなったのかな?(と言っても現状では、
バラ厚、皮下脂肪厚、歩留で選ばれる
ことはないだろう。)
G北海道や民間でも多く造成しているし。

暁之藤 複合指数トップだが島根県の種雄牛。
    生時体重が怖くて利用が伸び悩むかも。(私だけの?老婆心)
福勝鶴 複合指数2位になってしまったが、総合型の本家。
福之鶴 BMS断然トップ
福之姫 本家 もう在庫のみ
千寿剣 福之鶴の全弟。
    今となってはアピールポイントが無いが、
    福之鶴、福勝鶴の供給難のときの需要対応か。
峰勝姫 福之姫系で唯一生時体重マイナスの種雄牛。
    初産にも使える一流上位の種雄牛
姫百合 枝重100kg超えの事業団トップ

事業団としてはこんな感じで揃えたのかな。
ここへ晴姫彦は入れなかったということか。