さくらちゃん、無事分娩？初乳まだかな？

今朝５時半過ぎ、さくらちゃんから駆け付けメールが来た。

猫エサ、台所仕事を片付け、６時過ぎ牛舎へ。

さくらちゃん見に行くと、もう破水して、前肢球節より少し上まで見えている。

初産にしては大きめの蹄。😥

助産準備で、

消毒液、助産ロープ、手動人工呼吸器（吸排気式）、滑車、タオル、人用ヘアドライヤー（コードリール、コードも）などを牛房前に。

滑車で牽けるように、滑車を付ける固定柱を決め、片方外している柵の向きを変え、滑車を柱側に装着。

駆け付けメールから１時間以上、破水（２次）も３０分以上前に終わっている、牛舎に来てから分娩が進んでいない、大きめの蹄、なので助産。

まず、さくらちゃんを滑車の対角線の柱にくくり、尻を振らないように、他の柱（かんぬき）とロープで胸、腰の動きを滑車ラインからあまりずれないように制御。

立ったままで助産開始。

頭がそこまで来て、見えている、滑車無しでもいけるかも。

消毒液に浸漬した助産ロープ（市販１０mm強の麻ロープ（綿の方がよいよう））で、球節上をとっくり結び。

舌を出しているのが見える。

とりあえず、人力のみで。

両脚のロープ２本を一緒に持ち尻の後下方に全体重をかけてじんわり引く、頭が出て、胸が出て、ここでもう一踏ん張りしていっきに引く。

無事分娩終了、６時４５分頃。

子牛の意識が少し低いので、人工呼吸器で、吸気４～５回、送気４～５回。

性別確認、おまたを拝見、付いてる。

３５kg程度の♂。

さくらちゃん近づき、心配そうだが、舐めようとしない。

おまけに、子牛を踏まないようにという意識がほとんど無い。😥

ワラ、タオルで羊水拭き取り、ドライヤーで乾かしたいが、私が居なくなるとさくらちゃんが子牛を踏まないかと心配で離れられない。

しばらくして少し落ち着いてきたのでドライヤーを取って、温風とワラ・タオルで拭き拭き乾かす。

ある程度乾いたので、初乳製剤を溶かして飲ますがあまり飲もうとしない。

砂糖を加えたがそれでも飲もうとしない。諦め。

さくらちゃん落ち着いてきたので、任せて、片付け。

子牛の血統　若百合ー美国桜ー隆之国ー百合茂ー金幸。

初産月齢２２．４か月、在胎日数２８３日。

在胎日数が２９０日程度の少し分娩が遅れたでも、若百合の種は初産にとって少し大きいのかもしれない。要注意（下旬のみっちゃんも若百合）。