鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

バチ鑿

2015-03-30 06:54:06 | 大工道具
錦清水さんから色々な形のバチ鑿が回って気ました。
この形で!と木型を送って来られたそうで製作も大変だったそうです。

そう聞くと余計に気合が入ります。








鑿だけの撮るの忘れました。


平マチがポイントです。
口金との接地面積が少ないのですごく負担がかかります。
口金が食い込んだのも見ました。





どちらかと言えばつらと言うより木の方が少し出てます。
鑿と口金の隙間が開きますので傷が付かないようはさんで使用無理やりかち込みました。
接地部分の木がへしゃがってます。


珍しい本家高芝の古鑿もありました。
完成後すぐ納めたので写真が少ないです。
もっと撮っておけば良かった。




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姫路城大修理記念式典

2015-03-27 00:32:04 | 日記
昨日からラジオとかで言ってましたね~。
姫路城で大修理完成記念式典でブルーインパルス祝賀飛行があるって。

YouTubeにも投稿されてます。
ご覧になりましたか?

25日に予行演習は雲が多かったみたいですが当日26日は雲のない日本晴れ。
主催者はさぞかし安堵されたことでしょうね~。


仕事しながらラジオを聞いていると9時過ぎには加古川バイパス姫路方面渋滞と。
夕方のラジオでは観客6万人とか。


家族で昼休みにYouTube見ました。
感動です。すばらしい。投稿してくれた方々有難うございます。

実際見た人はすごい迫力やったんでしょうね。うらやましい~。
凄く値打ちある10分間やったんでしょうね。


観客の驚きの声もはいってますもの。
是非ご覧下さい。


こちら
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産地 (口金・ハカマ偏)

2015-03-24 07:04:00 | 大工道具
日本の金物産地と言えば西は兵庫県三木市・東(北?)は新潟県三条市と長岡市与板町。
それぞれの歴史がありいい物を作ると言った目的でそれぞれの町が切磋琢磨してきたと思います。


異業種交流・同業種交流が好きなのでいろんな方と交流してエネルギーを頂いてます。
三条の柄屋さんとも以前から交流があり情報交換をしています。
三条の木工屋さんは以前災難があった川の氾濫で犠牲になって所が多く柄屋さんの場合は半分になってしまったそうですね~。


三木もそうですけど業者が減ってくると色々と支障が出てくるんですよね。
組合として材料を大量仕入れて分けていた事も個人仕入れになる事で材料屋さんの売り上げが減ってくるとか。それぞれ支えあって反映してきた業界ですので(持ちつ持たれつで)。


東(北?)の口金屋さんが辞められてそうですね。
以前お聞きしていたのはいい時代に儲けられて、自動車部品等に変更され外注でわずかながら輪(桂)・口金(ハカマ)を作られてたそうで。



新潟の口金です。テーパーが広く張ってて長さが短い。
鉄板プレスなので広い方が肉厚が厚く狭い方は薄かったですね。





三木の昔の口金で同じく鉄板をプレス。





その後、柄屋さんと口金屋さんで意見交換して改良して狭い方を肉厚に。




今から同じ物になって行くと思いますので見た目の違いが判りにくくなりますね~。

実際、問屋さん経由で新潟の鑿が三木に着たり、三木の鑿が新潟に行ったりしてますのも。違いは白樫との産地だけ?

目的は同じです。お互いいい物を作って喜んで頂きたい。
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太柄

2015-03-23 07:06:03 | 大工道具
高昇さんの鑿でたまに太い柄付けをする時があります。

口金(ハカマ)と下がり輪(桂)との関係がありますのでマチが太いとより太い柄を付けることが出来ます。


最近マチが一昔まえより細くなったように思います。
理由は柄付けした時に木があたらない様に。
刃がより反ってるのもこの理由からかと思います。
当たるより当たらない方がいいのかもしれませんがここは鍛冶屋さんのこだわりを柄屋がどう反映するかです。





細いマチの鑿を太くしようとすると輪と胴を太くする?





太鼓っぽくなってしまいますね~。
口金の付け根を太くすると一段と太くなるんでしょうけどペーパーを当てる時に絞ってしまいます。





これなんでいいなかな~?
色々な方の声を聞き形も色々研究していきたいと思います。
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鑿の柄付け

2015-03-20 06:57:10 | 大工道具
鑿の柄付けとは?
単に形をしててればいいのでしょうかね~。







自分が入った頃は数をこなしてしてナンボでした。
ので数をこなす方法は熟知してます。
当然ですが早くすると荒くなります。
ですのでホームセンター用が荒いのは当然の事なのです。


親方である親父が独立した頃に母親がいつも思ってたそうです。
「消耗品でないのになんでこんなに出るの?」
当時安かったので捨てて新しいのを買ったと聞いた事があります。


柄の歴史を見ると親父の頃に貿易用にプラスチックの柄が出始めました。
メリットは早く・安く出来る。
どうなったか?効きが悪いので姿を消しました。


道具なので効かないといけないんですね~。
永切れが便利だとお聞きした事もあります。


力を伝えるベストはすべて鉄。そんな鑿もありました。
響くし、重たいので木になった?で、硬木に。

樫の木が多かったので製材所が出来て鉋台、各種柄の材料ができて量産が可能になった。



力を伝える=一体化するです(単に付いてるだけではありませんよ)。
ここが難しいし、奥が深いんですよ。
長くなるのでまた次回に書きます。

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