鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

薄めの木成鑿

2018-04-27 06:47:04 | 大工道具
木成鑿はよく付けるのですが、すごく薄めの木成鑿がありました。





地面に置いた時木に当たらないようにとの依頼でした。






鑿の歪みもよく見てあるんでしょうね~!

綺麗にはマチ木と一直線で付きました。







大概マチのまん中辺りかどこかに隙間が出来る物ですが。

気持ちいいくらい綺麗に合ってます。







仕事をしていても充実感があります。
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古鑿 箱鑿

2018-04-25 06:46:53 | 大工道具
鑿鍛冶さんが持って来られた物で、大工さんからの預かり物だそうです。

黒檀の叩き段無しの柄を付けました。





紙が巻いてある状態でしたので判らなかったのですが。

内鋼かと思いきや箱鑿でした。

改めて聞きましたら2寸3分だそうです。






刻印には貞三とあり、よく聞きますと京都の鍛冶屋さんで「ていぞう」と読むそうです。

この鍛冶屋さんは今は無いそうです。

ヤスリ目も付いていていい感じですね~。

昔は京都・大阪にも鍛冶屋さんがたくさんが沢山居られたと聞きます。





丁寧に柄付けして頂いて!」と大変喜んで頂けました。

大工さんにも喜んで頂けれない意のですが。


これからも喜んで頂ける仕事をしていきたいものですね~。
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差す鑿

2018-04-24 06:42:00 | 大工道具
仕込み途中で割れました。





右の方が割れています。






込みの付け根が結構太いんです。

写真ではあまり太く見えませんが13mmのキリで開けてます。長さもそこそこあります。







やり直しますと、今回はうまくいきました。








逆に細いのも厄介なんですよ~。





食い違ったとしても下手に抜けませんので。

仕込みは一発勝負です。5厘は特に怖いです。



綺麗に入ったら心の中でガッツポーズが出ますよ。



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ストレート細軸柄からツライチヘ

2018-04-21 23:20:57 | 大工道具
自分でした物ではないですが、柄の交換を依頼されました。

逆鏝鑿です。









白樫引き割り材からウバメ樫の芯持ち材へ。

口金はイズシ紺から黒焼きのニス無しへ。












ツバ付き込栓も。柄の長さは4寸5分丈にしました。








いい感じに仕上がってます。







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彫刻鑿

2018-04-21 06:46:26 | 大工道具
新年度が始まる前あたりから忙しくなってきます。

今回は彫刻鑿が重なりました。






数があるとどうしても荒くなってしまいがちですが、そのは神経を細やかに。






こちらの物は穴開け途中ですが。同じく繊細に。







こちらはまだ全部木が揃っておりません。







みんな同じ柄の様に見えますが、鍛冶屋さんによって柄の寸法や形が材質が全部違います。

同じなら木を削る時でも楽ですけどそうはうまくいきません。

鍛冶屋さんの個性も出ませんし。
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