鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

夏場の注意点

2016-08-27 06:55:56 | 大工道具
播州型の鑿には柄に蝋を引いております。

汚れ防止と艶出しという観点から。


ペーパー仕上げもそうですが、汗が付くと柄の色が変わります。

ロウ引きも白く剥げます。


雨の水滴でも一緒ですが。








ねじり鉢巻をして汗が落ちないように工夫します。

もし、剥げると再度ロウ引きします。







手も汗ばんできます。

輪が錆びる原因にもなりかねません。







布で擦ればある程度薄くはなるのですけど。

うちから出す時は綺麗な状態でないといけないので。

夏場も色々と気を使います。




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氷鑿の修理

2016-08-24 06:48:08 | 大工道具
氷鑿は氷彫刻される際に柄がかなり濡れるので乾燥の際割れる事があります。

特に口金部分が折れたりします。







元々の材は赤樫です。

三木では水に強いイスの木を用いています。







仕込みました。








磨り合わせし、ニスを塗りました。












完成品と前に着いていた物を比較してみました。



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磨り合わせ 2

2016-08-20 06:54:18 | 大工道具
播州地方では口金と鑿のマチの境目を磨って合わせるのが主流です。

合わせも増えましたが・・・。



口金は機械加工なのでまん丸ですが、鑿のマチはまん丸とは限りません。

鑿鍛冶さんも機械加工でマチを加工されてる所は丸いですが、手作業されてる所はそうとは限りません。





仕込みました。おおかた、芯に入ってると思います。














研磨で磨りますと。楕円部分の狭い方が残ってしまいます。










研磨目を小さくして行く段階で取れました。取り過ぎてしまうのでちょっとコツが要ります。










最終仕上げではこうなります。









違う角度からではこんな感じになりました。






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食あたり

2016-08-18 06:48:53 | 日記
夏場は体が弱ってるうえ食あたりに気を付けなければいけませんね~。

そういった矢先になってしましました。



嫁が古いご飯で焼き飯を作ってくれて夕食に食べました。

朝も食べると「ん?ちょっと味がおかしい」と思いましたら・・・。



2時間後に案の上げ下しの連続。

半日以上ダウンしてました。

常温アクエリで水分補給して。



原因を探ってみるとやはり暑い部屋での常温保存でした。



うちの台所は西向きで非常に暑いです。

その台所に5時間位放置(寝てしまってたようです。)した後、冷蔵庫に入れていたらしいんです。



何も知らず食した自分。

えらい目に逢いました。



上げ下しは菌も一緒に出るので出した方がいいらしいですね~。

薬とか飲まない方がいいそうです。




ダウンしていると夕方に卸さんが、差し入れして下さった。








梅肉エキスでした。

すっぱい!これだけで治ったような気になってしまいました。


10年位前、おばさんにヨモギエキスを作ってもらってた事もありました。

先人からの知恵は代々引き継がれているようです。


食中毒は流行る時期等。食べ物の保管には気を付けましょう。


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小道具の柄

2016-08-13 12:52:58 | 大工道具
小道具の柄を削ります。


寸法に製材して荒削りをします。










次に各太さに削って行きます。

細い物は計3回削ります。割れて飛んで行きますのでね。









ぺーパーを当てて穴を開けて完成になります。









今回は柄だけなのですが、うちで付ける場合、これから仕込み作業に入ります。


口金が無いのでよく割れます。緩いと抜けますし。

歪みを見ながら仕込んでいきます。
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