鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

紫檀柄修正

2021-09-30 07:22:06 | 大工道具
以前した物です。





もっと面を低くという事でした。

木工旋盤でセンターを出し、口金の所を細くしていきます。

口金を抜いておかないと傷ついてしまいます。

5厘が心配でしたが何とかなりました。











再びセンター出しても完璧にはなりませんね~!

これをするだけでも半日かかってしまいました。
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播州型細軸

2021-09-27 07:12:37 | 大工道具
以前に載せてた関東型細軸(面無し口金)と播州型(面取り口金)いいとこ取りってのをやってみました。

木と口金が接触している所が割れやすい。

ので口金の内面と取って仕込むという方法。

一方、面取り口金の場合木に直接当たらない為食い込む余地がある。


故宮脇正孝さんの正繁の中叩き鑿です。







前々から清忠によく似ているなという印象でした。

まっすぐの柄で面を低くしてます。

思ったより握りやすかったです。口金辺りが太く出来るので。









黒の手打ち輪と同じ仕様の丸輪です。





錆びにくい(今までは焼いてました)ので管理も楽です。
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下がり輪抜き

2021-09-20 22:10:33 | 大工道具
よくうちに来られる方に頂きました。

以前、グミの皮剥きをを作られた方です。

今回は小型バールで作られたそうです。





先っぽのまん中部分が透いてあって角が引っ掛かるようになってます。





使ってみました。

うちでは違う方法で抜いてますが、柄に傷か付かずに便利かも?
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より男前に

2021-09-15 07:17:33 | 大工道具
鍛冶屋さんによってマチの形も違います。





カネタケさんのはまん中です。

一番張ってません。ので磨り合わせは凄くしにくいです。





この中から見てみます。

綺麗に合ってると思いますが口金が少し広がってしまうと。








両端の様なマチではこうはなりません。


ちょっとした事ですがこちらの方が綺麗と思います。




一つ小さい口金う使うと一段と柄が細くなってしまう。あらかじめ研磨で先だけ細くしてます。

細く取ってっても口金を入れる時広がってしまうので。


ちなみに3本割れました。




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作業風景 4

2021-09-09 07:29:02 | 大工道具
貿易物も何とか終りました。





高橋さんのカネタケです。

待ちの太さに合わせて口金を色付けしているので同じサイズの口金でも微妙に違うのでややこしい感じになります。

こうした方が仕上がりが綺麗ので。手間ですけど。






ここからの調整に時間がかかるんですけど。


古鑿です。

付いてたのより1cm長くという事でしたが口金合わせて削ってみると左の様に。





木の面を高くしてすると握った感じも同じようになりました。





以前した木成り鑿の柄を細く!って事で旋盤加工で修正。

真っすぐで細くないんですかね~?





元は赤樫より少し細い感じだったんですが綺麗に出来ました。

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