鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

黒田盃

2015-07-24 23:19:45 | 大工道具
古鑿ではなかなか見かけない黒田さんの盃です。
真ん中です。

ちなみに両端は清久です。だいぶ短くなってきてますね~。





アップです。




中尾もこんな感じです。




付いてた口金と輪を使用で播州型4寸5分と言う事で。
錆た所の感じ違和感なく付けばいいのですが・・・。




いい感じじゃありません?





全体像です。
盃は一番下に来ました。










いい感じで仕上がって良かったです。
材は牛殺しでした。
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合わせ仕込み

2015-07-22 07:08:50 | 大工道具
昨日のカネタケの続きです。


この仕事は鑿に合わせて柄を削り鑿の柄として完成させてからの仕込みです。


うちに出入りされる氷彫刻鑿を扱われる問屋さんのだそうです。
3本だけですが思ってた以上に綺麗に付きました。
この季節は錆びやすくかるく油を塗っております。


鑿鍛冶さんにも還元できたみたいで嬉しいです。








仕事がうまく行くとテンション上がりますよね~。
この流れで。





高昇さんの。





色々な仕様があるので段取り悪いですが刺激があります。
この厚い季節をガンバって乗り切りましょう。
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平マチ

2015-07-21 06:57:13 | 大工道具
カネタケ(高橋和己さん)です。
平マチは一番右です。





平マチに輪が付いてます。(歪みは反ってません)





マチ部分。
口金より木の方がわずかに出てます。
理由は口金がマチに当たって変形しにくいよう。
狂いの出にくいよう穴も小さめにしました。





比較的新しい鑿で付け替えに来る時があります。
チェックしてみると大きい目に穴明けの物が多いです。
効きが悪いのかもしれません。する方は楽なんですけどね~。


きっちり鑿柄付けするのって手間時間も全然違います。
柄付け職人の考え方にもよります。



見えない所が大切なので。
情報交換してみるとどの業界の方も同じような事を言われます。

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磨り合わせ

2015-07-20 07:03:15 | 大工道具
播州の鑿は昔からすり合わせをするのが多いです。
かち込んで合わせてみます。





アップで見ますと中にはこんな物も。
マチの角が欠けてるのもあります。





隙間埋めにカシメます。








まだ隙間開いてますのでもうちょっとしました。













残念ながら少し筋が残ってしまいました。
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バイオリン鑿

2015-07-16 07:03:01 | 大工道具
色々柄の長さがありますが一番短いサイズです。




鑿は追入れの内鋼です。
口金磨きの合わせタイプです。






この形は三条の柄屋さんが最初に提案されたと思います。
頭が太いので差す鑿用を使います。
凹凸が激しいので何回も削って徐々に細くしていかなければなりません。


旋盤で削る時にもこの様になる時があります。






この形も見た目以上に手間がかかります。
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