鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

源治郎

2019-04-12 06:54:15 | 大工道具
錦清水さんが金物祭りにお客さんからお預かりされた鑿です。

「ほんもんの源治郎や!」と言われてました。まあ、刻印を見れば判るんですけどね。





厚く手丈夫な鑿です。

聞く所によりますと錬鉄なので折れない様丈夫に作ってあるとか?


よく見ると源治郎の下に前作とあります。

角打ちですね。




裏です。





また、違う物も。






これの裏です。





きれいな状態で残ってますね。


完成品です。





以前見t物はだいぶ短くなってましたが、ここまで刃が残ってるのはのは初めて見ました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小林木工さん

2019-04-11 07:03:47 | 大工道具
自分が商工会議所の木工部に所属した時、名簿に小林木工さんお名前がありました。

所属されていたのは社長だった、温故会の小林さんのお兄さんでした。

小林木工さんと言えば学校向けの鉋台をされてましたね。

今は息子さんの代で備え付けの家具等をされてるようです。


昨年の事ですが、小林さんが黒田之杯の追い入れ鑿をも持って来られました。








かなり古い物です。





3本あるまん中が袋鑿です。作成跡が伺えます。

次のもいい感じで面影があります。




次の画像の下の鑿には輪で止められてます。





上の方は玉鋼だそうです。

昔は貴重な鋼なので薄めで薄目でした。




鉄は今の主流派極軟鉄ですが、当時は不純物の多い釜地で強度を持たす厚目の丈夫なのが目立ちます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

工場のはしご

2019-04-10 07:06:37 | 大工道具
父親が開業した頃よりあった木製のはしご。

今は工場に二階用に使ってます。

古い家にあった頃はすごく長く中学の時の運動会の障害物競走に使われた事もありました。


一番上のが折れました。負荷がかかるんでしょうね。









ほぞを切って差し込みむ作業を。

材料を持って降りようとしていましたが二番目で止まり怪我はしませんでした。





電気鉋が有ると便利ですね。

よく見ると一番下の物も交換してありました。父親も変えたということですね。

半世紀以前の年代物です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

業務用鍋

2019-04-09 07:01:56 | 大工道具
ご近所さんの和菓子さんが来られました。

柄を付けて欲しいと。


以前にもした事がありましたが、今回は鍋でした。

業務用は銅製品なんですね。すごく重たいです。

熱伝導率がいいと聞きますし。





重たいがゆえ柄が折れてしまうのでしょうね。

夜に試作を削ってみました。

会う所と会わない所を観る為に。


きっちり合そうと思うと左右対称では駄目なのです。


入る部分の上がまっすぐで下がアールでないときっちりとり合いません。

アール部分はペーパーで削ってなんとか合わせました。






重いので筋を入れて滑り止めとしました。





ビスでとめて完成。





「大切に使います!」と喜んで頂けました。

家にある軽い鍋でもネジが緩みます。

今夏は工夫しました。」


何でもチャレンジみると面白いもんですね。。
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舟弘古鑿

2019-04-08 22:53:04 | 大工道具
卸さんから来ていた古鑿です。

舟弘さんの古鑿叩きでした。





マチも鑢がかかっているので磨り合わせにせず磨きの合わせにしました。






柄の形は播州型ですが。





いい感じに仕上がってま良かったです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする