母ちゃんの入院10日目です。
今日は寝室の模様替えの予定でしたが、なんか気が抜けちゃってボーっとしちゃってました
これじゃぁイカンと、まとめておいたカタログ類を物置に運んでいると、ご近所の旦那さんが声を掛けてくれました。
『〇〇ちゃん、電動カート運んであげるよ、ほれほれ、車に積むべさぁ~』
てっきり軽トラで運んでくれるものとばかり思っていたら、いつもピカピカに磨いているステップワゴンでやってきました
車にキズでも付けたら申し訳ないです
母ちゃんの腰痛予防にベッドに敷いていたコンパネを使って、車にキズを付けないように段ボールで養生して、セニアカーを積み込みました。
目的地の住宅地図のコピーを託して、いざ出発です。
2時間~2時間半かけて届ける予定が15分で到~着~
『コンパネは〇〇ちゃんちの物置に立てかけておくからね~、じゃぁねぇ~』
と、風のごとく去って行ったご近所様なのでありました
ホントにありがとうございました
さっそく届け先の知人に乗り方の説明~
教えるとは言っても、なんてったってご老人向けの乗り物なものだから、そこいら1週でマスター出来ました
知人のご主人様が、玄関ポーチへのスロープを『すのこ』を使って作成してくれていたのですが、何しろカート自体が100㎏、それに人が乗ればそれなりの重さなもんだから、一発で『ペキッ』と折れちゃいました
『あははは~作り直してもらってちょ~』
ってなわけで、長々とお待たせしてしまったカートの輸送作戦が完了しました。
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知人宅をあとにして、母ちゃんの元へと向かいます。
時刻はお昼丁度
すでに流動食が始まっていました。
看護士さんがほかのおばあちゃんの食事介助をしていましたが、母ちゃんのベッドにやってきて手の拘束を解いてミトンを外してくれました。
『くれぐれも鼻のチューブを抜かないように、お願いしますね~』
必然的に、母ちゃんの手を握って抑制することになるのですが、ちょっと油断すると手が鼻に向かっちゃうんです
ここはひとつ裏ワザで乗り切ろう
ケータイの待ち受けのシィ君とミィちゃんの画像を見せてみようか
『ほれほれ母ちゃん、猫達だよ~ん』
じっと画面を見つめる母ちゃん
(わかってるんかねぇ~)
すると母ちゃん、右手を伸ばして、オイラの下あごをなでなで~
『ゴロゴロ~んって、オイラは猫かっ』
一人でのり突っ込みをしていたら、お向かいの付添いさんが噴き出していました
あれまぁ~、お恥ずかしい
ってなわけで、母ちゃんは猫達の事もちゃんと覚えてくれているようですね~
オイラと猫の区別が分からんのはご愛嬌ってか
ま、一日一日回復に向かっているようで安心しました
看護士さんからは、『明日からは流動食と水の量が増えますので、水分補給の点滴は今日でおしまいです。脳の腫れを取る点滴だけは続けますが、それもじきに無くなりますよ~』とのこと。
最終的には、1食あたり300kcal分の流動食と100ccの水になるそうです。
容体も安定したことだし、週明けからお仕事完全復活と参りましょうか
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帰宅してすぐにご近所様にお礼に伺いました。
ガソリン代だけでもと思ったのですが、『いーよー、どーせヒマだし~』とあっさりお断りされてしまいました。
近いうちに、パンなど焼いておすそ分けに参ります
家に入ると猫達のお出迎えです。
が、いつもの猫達と違う
2匹でオイラによじ登って『クンカクンカ・ペロリペロリ』
挙句の果てに着ていたギンガムチェックのシャツに頭を突っ込んでゴロゴロ・スリスリ~
そっか母ちゃんのかほりがするのね~
『ほーれ、存分に嗅ぎたまえ』
母ちゃんの部屋にシャツを広げてあげたら、シャツをもみくちゃにしてゴロゴロしていました。
このままではシャツがボロボロにされてしまう~
代わりに母ちゃんの『肩たたきキノコ君』を身代りにしました
クンクン・・・
これじゃないのニャ
ヤンヤン、さっきのがいいの二゛ャ~
ゴキゲンななめ~の猫達なのでありました
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週明けからお仕事再開の連絡をすると、さっそくお仕事のオファーが届きました。
とそこに、4か月ぶりの確認申請のお仕事の打診が来たんです
このままではダブルブッキングになりかねません。
こちらの状況を説明したら、いつもの仕事を優先してかまわないとのことなので、お引き受けすることにしました。
どちらのお仕事も、週明け月曜日以降に打ち合わせの予定です。
介護の手が省けた分、いっぱいお仕事するどーっ
家の片付けは・・・そのうちね