知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

不毛の国会、不毛な議員。

2023年01月30日 | スキルアップ
国会が不毛なのは、
 質疑応答を官僚が用意し、お互いに国民向けのドラマを演じている
だけであるからです。
数名、劇団員が混じっていても分からないと思います。

国会議員の質が低いのも理由ですが、
 目的が議論というよりも、アピールタイム
になってしまっているためです。

大切なのは、
 報道で取り上げられるかどうか。

かつての蓮舫議員や、辻元議員といった立憲民主党の汚い言葉遣いや、侮辱的態度も、
もともとの本人の品のなさのみならず、
 国民受けを狙ったものである
ことは明らかです。

それにメディアが乗っかって、
 お茶の間に届け、みんなで盛り上がりたい
という
 バラエティ番組向けの国会
になっているわけです。

こういう国会の場合、
 陰謀論が受ける
のと同じように、
 悪役を設定した方が視聴率が取れる
ので、
 そっちに向かう。

そうなると、
 政策よりも政治家を対象とした方が受ける
ので、
 政治家ネタが増えてしまい、多くの国民にとって有益な話が出てこない。


本来、国会で行うべき重要なことは、
 予算の使い方
の検証です。

 無駄をなくす
といいながら、
 実際には無駄をなくすことなどしていない。

最も重要なのは、
 会計検査院の調査結果を念入りに吟味し、
 官僚をつるし上げ、
 無駄が出ないような監査を行う
ことです。

さらに、
 現在の世界情勢を踏まえ、
 今後の日本の成長を見据えた国家ビジョンを共有し、
 法律を作り、実現を図る
こと。

今の国会は、
 政党の戦い
で、
 閣僚のあら探しをする
ことに終始し、
 大臣を辞任に追い込めば、目的達成。
その後は、
 任命責任を追及し、解散総選挙に持って行きたい。

この目的で質問をするので、
 不毛なわけです。


さらに、
 国会がこういう体たらくなので、実際の政策は官僚が決める
ことになります。

官僚が決めると、
 基本は前例踏襲。
そのため、
 どんと成長するような革新的な行動は取れない。

さらに、
 自分たちの再就職先が重要なので、既得権益を増やし、税金が流れるようにしたい。
利用されるのが、独立行政法人など。

そのために、補助金が盛り込まれた予算を作るので、
 予算が減ることはない。

既得権益を増やすには、
 福祉主義という、国民がそんなのいらないとは言いにくいもの
を利用する。

消費者保護、男女平等、障害者福祉、リサイクル、温暖化対策、
貧困対策、少子化対策、高齢者福祉、保険の適正な勧誘、道路整備、○○促進、
農業振興、、、、、、、

言い出したら、きりが無い。

これが、行政国家現象。
 何でもかんでも、国民の生活にとって大切ですよ、行政が対応しますよ。
 ゆりかごから墓場まで安心です。
と説明し、
 規制、許認可など、自らの権益と仕事を増やし、
 その運営費として膨大な税金をふんだくる。

国民に必要なことは、
 そんなにお金がかかるのなら、この程度のサービスでいい
という選択ができるようにすること。

誰もが、旅行計画として、
 マリオットホテルに泊まって、スイートで最高級のワインを飲みたいわけではない。
予算内で、コスパのよい旅を送りたいという人も多いはず。

国会が不毛だと、
 行政国家現象はどんどん進んでいき、税負担が重くなる。

これが、
 きちんとした国会と有能な国会議員が必要な理由です。
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