ゆーずのまったりブログ

日々のなにげない記録・・・かな?

なんとも酷い・・・

2008年09月04日 | ニュース TV
こういった記事を読むとたまらなくなってしまいます・・・

埼玉県三郷市で2歳の双子の世話を6歳の長男に任せ、次男を死亡、長女を衰弱させ、
保護責任者遺棄致死傷の罪に問われた母親の無職島村恵美被告(30)に対し、
さいたま地裁の中谷雄二郎裁判長は3日、「親としての自覚や愛情、人間性に疑問を感じさせるあまりにも冷酷で非人道的な犯行」と述べ、
懲役6年(求刑同8年)の判決を言い渡した。

asahi.com(朝日新聞社):幼児放置死事件、母親に懲役6年 さいたま地裁 - 社会

 検察側の主張では、島村被告は2月、双子の父親で名古屋に単身赴任中だった内縁の夫をよそに、
近くの居酒屋店員と別に借りたマンションで同棲したいと考え、
3月3日ごろ、「ママはもう戻らない。後はよろしく。(妹と弟の)面倒見てね。おなかがすいたら電話をかけて」
と言い残し、間借りしていた祖父母宅の3階の部屋に3人を放置。

 当時6歳だった長男が1日数十回、「弟や妹が泣いている」と電話で助けを求めたが、被告はせいぜい1日1~2回、
子どもたちのいる祖父母宅の玄関先でハンバーガーなどを長男に渡すだけで、おむつ交換などをしなかった。

その結果、12日に健太ちゃんを脱水症や低栄養で餓死させ、長女に脱水症などで10日間のけがを負わせたとされる。

児童相談所職員などとの面会も拒み続け、「20歳前半から育児に追われていたので、一人の女として自由になりたい」と供述したという。

一方、弁護側は健太ちゃんの夜泣きや内縁の夫や実母らの支えもなく、「育児放棄になりやすい状況だった」と主張。
「交際を始めたばかりの男性に癒やしを求め、育児放棄がエスカレートした」と述べた。

長い髪を後ろで結い、グレーのトレーナーにジャージー姿で入廷した島村被告。
裁判長の問いかけに、小声で答え、うつむきながら落ち着かない様子だったが、検察側が長男の供述を紹介すると、あふれる涙をこらえることはできなかった。

 「ママが作ったシチューやカレーが大好き」という長男。母親が去った感想を検察官が聞くと「我慢できなかった。さびしかったよ。何度も電話したけど全然出ない」と答えたという。

 ゴミが散乱する部屋で出来合いのパンやハンバーガー、お菓子を買い与えられる日々。「残っていたご飯を食べようとしたら腐っていた。冷蔵庫もないから」。
当時2歳の妹と弟を一生懸命笑わせようとしたが、長女が笑っても、「弟(健太ちゃん)はずっと泣いていた」という。

 健太ちゃんの死を目の前にした島村被告は「お前はクビだ」と長男を平手で一発たたいたという。
それでも長男は「本当に全部ボクが悪い。面倒みろと言われていたのに、全然お菓子とかあげないで」と母親をかばったという。


asahi.com(朝日新聞社):6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった 埼玉- 社会

大変失礼ではございますが、リンク切れ対策のため記事を一部抜粋、要約しております。

事件発覚時、部屋は足の踏み場も無いほどゴミと腐敗物が散乱し、
蝿が飛び交う室内で遺体として発見された次男は、
肋骨が浮き出るほど痩せ細っていたという。

長女はおむつかぶれにより皮膚の一部が化膿して出血、
痛みで座る事もままならなかったという。
長女は、今も無表情のままで、
「精神的苦痛を伺わせ、今後の成育に及ぼす影響も懸念される」らしい。

「弟が死んでしまったのは僕のせい」だと言っている長男の心の傷は容易に推し測れよう。

同居する祖母も、以前の被告の強い拒否反応から積極的な手伝いを敬遠するようになり、
事件発覚時、そこに子供達だけが取り残されてる事も知らなかったらしい。

近くに住む母も育児放棄を見かねて何度も「次男だけでも預かろうか」と申し出ていたらしいし、
児童相談所も再三面会を試みてはいたという。

しかし、被告である母親から拒絶され、それ以上踏み込めなかったらしい。


子供を産んでも自分は自由でいたい。

だから子供の世話はしない。

でも、子供を手放した母親とは思われたくない。

この被告の身勝手さ。命への軽視。懲役6年は軽すぎるのではないだろうか。


ゴミ溜めの室内で母親の帰りを待ち続けながら、
次男は何を思い、この世から去って行ったのでしょうか・・・

天国では幸せになっていてほしい。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする