「Dr.コトー診療所」
2000年より連載された山田貴敏による漫画。
無医村の離島診療所に赴任した優秀な医師、五島健介と島民による様々な事件や交流から、僻地医療の問題をも考えさせられる医療漫画。
モデルは30年間僻地医療に携わっていらした瀬戸上健二郎氏と言われる。
2004年、第49回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。
当初は「週刊ヤングサンデー」(小学館)で連載していたが2008年に同誌が休刊し「ビッグコミックオリジナル」(同)へ移籍し連載を続ける。
2003年7月にはフジテレビ系列でテレビドラマ化され、
2004年に「特別編」と「Dr.コトー診療所2004」が放送。
2006年には第2期も放送。
主演は吉岡秀隆さん。
「ヤングサンデー」での連載で、2002年頃から徐々に掲載ペースが下がり、2007年には作者の目の病気を理由に長期休載した時期もあった。
「ビッグコミックオリジナル」は月2回刊であるが、ここでも徐々に掲載ペースが下がり、2010年10月20日号を最後に掲載が途絶える。
本人のブログ
(ヤマダタカトシ日記 アメブロ)によると「ある病気」療養のためということであり、2011年12月18日付で
「幸いなことに病気は快方に向かっており、近い将来再開できると自分自身信じております。」
とコメントしているものの、未だ再開されていない。
現在全25巻発売中。
おいらは原作のファンで、逆に吉岡秀隆さん演じるドラマのコトー先生とのギャップが埋まらずドラマは観てません。
おいらは漫画好きで、新刊でドンドン買うと漫画破産しそうなので、例外はありますが、基本的には古本屋さんで100円になったものしか買わないと決めています。
なので、「Dr.コトー診療所」が連載停止している事をだいぶ後に知ったのですが、
その際にネットで調べて、作者が病気であると知り、少なからず心配はしていました。
先日、西原理恵子さんの「西原理恵子の人生画力対決」を古本屋さんで見つけて購入しました。
「西原理恵子の人生画力対決」とは、西原理恵子さんと他の漫画家さんがお酒を呑みながら、出された「お題」を下書き無しで書くというイベントを開催し、それに西原節もいえる猛毒を散りばめたマンガに仕立て上げたもの。
その6巻に載っている
第23回対決に山田貴敏さんが出演されておりました。
その中で山田さんはへべれけに酔っ払い、次の日の朝、留置所で目覚めたと描かれてました。
「Dr.コトーの連載ブッチした」との記述もありました。
西原さんのマンガですから「かなり」の脚色はあるかと思います。
連載再開出来ないのもなにか別の「大人の事情」なのかもしれません。
でも、第23回対決は2012年9月24日(月)19時から渋谷マウントレーニアホールで行われています。
ファンの皆さんに心配かけ続けているというのに楽しげな顔で写真に写っておいでです。
あの日記の日付は2011年12月18日なのに。
連載出来ないのは病気の治療のため、と言っているにもかかわらず、少なくともこのイベントでは酒を呑みながら絵を描いていたという事実。
その後にも何の情報発信もせずに連載は放っておいているという事実。
「病気」っていうのはあの「HUNTER×HUNTER」の作者「冨樫 義博」さんと同じ類のご病気なんでしょうか?
ドラマ化等で結構儲けられたのでしょうし。
ブログの一文
「何より読者の方々を裏切る結果となってしまいます。」
はい、
もうすでに十分なほど、裏切られた気持ちになりました。
たぶんこれからも「Dr.コトー診療所」は読めないんだなと、
再開されても読む価値はないかなと、全巻廃棄処分する事にしました。
いい漫画だったのに大変残念に思います。