くわずいものつぶやき

アメリカで駐在経験しました。発達障害あり、かつ思春期の年齢に成長したこどもの親としての日々を時々書いています。

漢字学習

2018-04-17 13:34:39 | アメリカ生活
補習校の新学年がスタートし、長男は5年生、長女は3年生になりました。
3、4年生は新出漢字の量が本当に多く、よくぞ年間50回にも満たない授業回数で全部習ったもんだと感心するやら気の毒やらで。

長男は、3年の途中から漢字を覚えるのがものすごく苦痛になっています。しかも毎週テストがあるので点数が取れないとやる気もどんどん下がってしまうので金曜の夜は一夜漬けのような暗記でやっとこさ乗り切っています。

テストもなんとか7〜8割は取れるようキープできていますが、そこはやはり一夜漬けにしか過ぎないせいか、残念ながら忘れるスピードも速い(T-T)。。日常生活で使わないからでしょうか。。

普段は毎日日本語の本は見ています(読むというより見ている感じ)が、最近また日本の電車の本を集中して読んでいるので出てくる漢字や表現も偏っています。
テレビは、我が家はCATVの関係でテレビジャパンをつなげおらず、日本語のテレビ番組は朝唯一見られるFCIの「めざましテレビ」だけ…。
外に出たらもう日本語を見かける機会もないし、視覚的な情報から漢字を自然と覚えるのはとても難しいのです。

日本に帰った時に、いかに日常生活から漢字の読み書きを自然と身につけているかよくわかりました。
下の子もしかり。。

なので、前にミュージックステーションなどの歌番組のDVDを見た時に、画面に歌詞がでるのを2人が一生懸命読んでいて、読めたらすごく喜んでいた!
日本のテレビを時々見せて自然と日本語を読むのも役に立つなあと思いました。

そしたら、一方で英語がドンドン入ってくるのか?といったらそんなこともない…語学習得は難しいです。

四年生の終わりごろから試している漢字を部分的に思い出させる方法です↓



左の部首だけ書いておいて、初めからなぞらせて、欠けている部分は書き出しがわかれば思い出してかけることもある!…んじゃないかなあーと。。
思い出したり、やっぱりだめだったり色々です。
忘れてしまった漢字は、なかなかきっかけがないと急には思い出すのは難しいので、しばらくは部分的に少しずつ覚えしかないなあと思っています。。

とここまで言っといて、結局漢字って、PCスマホの普及のおかげで、書けなくても読める方が重要な時代になりつつあると、いろんな人に言われます。
そんな状況で必死でガリガリ書かせるのもただの漢字嫌いにさせそうな気がするので、達成感を味わえる程度で留めるのがいいんちゃうかなあ〜とこそっと思っています。

私も思い出せなくて書けない熟語、漢字が出てくるとすぐにスマホですわ…^^;

ピアノが来ました

2018-04-13 02:43:20 | アメリカ生活


今日、我が家にピアノが来ました!

今までは、日本から持ってきた電子ピアノで練習をしていましたが、偶然にも本物のピアノを頂けることになりました。
しかも無料で‼︎

毎朝子どもの小学校近くの横断歩道にストップサインを持ったボランティアのおばあちゃんが立ってくれています。



↑これ(画像は、Wikipediaからお借りしました)のハンディタイプを持って、信号のない道路でスクールバスが停まる時や、子供達歩行者が横断する登下校時間にいつもスタンバイしてくれています。雨の日も雪の日も暑い日も。
なかなか大変なお仕事です。

Crossing guardという名前のボランティアさんなのですが、その方が、たまたま私と娘が通りかかった時に「ピアノを貰ってくれる人がいたら教えて」と話しかけてこられて。

え⁈聞き間違い?と娘にも確認して聞いてもらったらやっぱりそうで。
でも高いんでしょう…と一応お値段を聞いてみたら、
「Free!!」
えー!本当に?と写真があるから、とiPadで見せてくれました。

ちょうど子どもがこちらでもやっとピアノを再開できたところで、電子では音の出し方がなあ…と思っていた矢先だったのでこれはチャンスかと思いました。

だんなに相談して、フリーのピアノって大丈夫かなあと、心配がないわけでもないのでピアノの先生にも相談したら一緒に見に来てくれることになりました。

キーのタッチも悪くないし、調律すれば練習には悪くないですよとのことで晴れて譲り受けることになりました。

Everett という会社のConsoleというタイプのピアノ。見た目も落ち着いてて気に入りました。
昔アメリカでこのメーカーは、ヤマハの傘下にあったらしいです。



ただし、ピアノの引っ越しは簡単ではなく、専門業者(piano mover)を探さなくてはならず、いくつ検索して見積もりを取ってみたところ結構高い…
距離にして歩いて20分くらいと近い引っ越しだけど自力では無理なので必ず雇わないといけない。

迷っていたところに、このおばあちゃんが近所のミュージックスクールで紹介してもらったところを教えてくれました。
すごい行動力。

元に置いてあった電子ピアノを一階に降ろしてもらい、ピアノを階段で運んでくれました。
350ドルかかりましたが、業者さんはとても感じがよくて親切で感激でした。しかもピアノ代はタダだし…

音は軽くて電子ピアノの篭った感じとは全く違い、子供達も大喜び。
ペダルはかなり踏み込まないと音に反映されにくいキーもありますが、それも電子の軽さに慣れてしまったせいかもしれません。

何はともあれ、今日から練習です〜🎵

安全と車社会

2018-04-12 00:47:17 | アメリカ生活
先日、ご近所の方のお宅を訪問することになりました。
車で5~6分。歩くと、、、30分ほど。
まだ昼間でも10℃前後の日もありますが、日差しは明るくサマータイムで昼間が長くなったのでちょうどいい運動になると思い、
歩いて行くことにしました。
歩くと訪問時間よりやや遅れ気味になるので、時々小走りで、「あの電柱までは走ろう」と目標を決めて、歩いたり走ったりしながら向かいました。
一応、歩道のついている道路ばかりだったので、車に当たる心配もほぼないし…と目的地を目指して進んでいきました。

半分以上過ぎたところで、少し急な坂になったところへさしかかり、ここは走れないな、と
無理せず歩いていると…

すーーーーと、横に濃い青色のセダンがちょうど私の歩いている真横に近づき、停まりました



↑こんな道で。
他に車も人も動物もだーれもいなくて、両サイドは雑木林と、果てしない芝生に電線の鉄塔のみ・・・
こわい!!!
子供じゃなくても、車で連れ去られたら逃げられない
と脳裏によぎり、急に走って返って怪しまれても困るし、走ったところで向こうは車やし…
しかも銃を持っていたら???
もし事件に巻き込まれたら…子供じゃなく駐在妻が誘拐なんて迷惑だし、恥ずかしいし、、、子供も、、
と一瞬でいろんなことが頭をぐるぐると駆け巡り、
結局、忘れ物を思い出したかのように来た道を引き返して、急ぎ足で近くの人のいるであろう音楽教室と
運送会社らしき倉庫の近くまで戻りました。

その間、ずっとその車は同じ場所に停まっていました。
実はただ道に迷っただけとか、たまたま電話がかかってきただけかもしれないけど…

私も、訪問先のお宅に電話して、遅れることと同じ方角に帰る友達も来ているか(もし来ていたら帰りに車に乗せてもらおうと)
確認してから、改めて向かうことにしました。

この時家に戻ろうにも、また30分近くの道を歩く羽目になるし、
もちろんバスや電車、タクシーもないし…

さっきの不審車(←思い込みかもしれないけど)が去ったことを見届けてから、その坂道をダッシュで駆け上がって
住宅街へでて5,6分で訪問先へたどり着くことができました。。

ほんの一瞬の出来事ですが、車が必需品の地域で、ただ「家からどこへ行くのも遠いから」だけではなくて、
昼間でも人けのない道や死角が多く、「一人歩きは危険だ」ということも大きな理由の一つだと実感しました。

たとえ子供でなくても。

こんな時にもしも万が一、、、という事態になった場合日本と大きく違うもう一つのポイントは
「相手が銃を持っているかもしれない」という恐怖で、同時に向こうにしてみたら、
「こっちが銃を持っているかもしれない」とも考えられ、そうすると何が起きてもおかしくない…。
走って逃げても撃たれたらどうしようもないし、だとか怖いことをたくさん考えてしまいました。

この話を訪問先で話すと、「それは確かにこわい」という話になり、
マラソンで走っている人や散歩の人もたくさんいるけれど、一番安心な人数は「3人で行動すること」と言われていると教えてもらいました。

それと、もしかしたらその車は覆面パトカーの巡回で、(私が小柄だから)高校生が昼間にうろうろしているんじゃないかと
近寄ってきたのかもしれないよ、と言われました。

なるほど。そういうこともあるかもなーと思いました。

でもこの時から、アメリカでは近くても人けがなく、かつメインストリートでない道路は昼間でも歩くべからず、だなと…学習しました。
車はそういう意味では「身を守る」ための大切な移動手段です。
子供の学校の車送迎もしかりです。

↓は、今日寄ったスーパー。めずらしく、大根がたくさんおいてありました。
「大根脚」ではなく、割とほっそりした大根さんでした。



少ししなびていたので、今回は買いませんでした。


コンサータのつづき

2018-04-06 13:50:11 | アメリカ生活


今朝同じスーパーに行ったら、例のアヒルがくつろいでいました。
イースターが終わったので、アウトドアグッズがたくさん出てきました。
またBBQの季節になりそうなのに、また明日は雪の予報…。変な天候です。

昨日は、子供の学校のお迎えの時に日本語を話せるお母さんと話すことができて嬉しかったです!
もっと早く気づけばよかったー。。一年間、全く気付かずにいました。
このお母さんのことは顔は知っていましたが、まさか日本語を話せるとは…
話によると、昔、2年間、長野県で英語教師をしていたそうで。昔のことだからもう日本語はわすれちゃったと仰っていましたが
全然そんなこともなく、私の英語よりよほどお上手でした。

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コンサータの続きです。
抜毛は、周りが気づくほどひどくなり、頭頂部が500円玉ほどの地肌の○ができるほど集中的に抜いてしまいました。
主治医にメールで知らせ、副作用の一つに「不安な気持ちが増えることがある」とのことで、
他の薬を試す方法もあるが、まず認知行動療法(Behavioral Cognitive Therapy)を試したらどうかと言われました。
薬をストップさせるかどかは親の判断で…即ストップさせる段階ではないとのことで、
日本でもお世話になっていたセラピストの先生とスカイプで面談をお願いすることになりました。

それでも年末年始と学校の冬休みを挟み(休み中は薬もお休み)、休み明けの不安な気もちがますます高まったのか
どんどんひどくなり、毎日ちょっとしたことで泣き出すようになり、学校が始まった1月2日からは薬無しで登校させることにしました。
何が特に不安なのかと言うと、クラスの騒音が気になって仕方がない、だとか死ぬことが怖い…。
聴覚過敏は以前から少しあったのですが、年齢と共に落ち着いており、生活には全く支障がなかったので気にしていませんでしたが、
このこ頃から、クラスのざわざわした声が気になって仕方がなかったようです。

元々集中できないことで、授業の内容が十分に把握できず、宿題などの家庭学習能の時に辛くなり、ヒステリックになって騒いでいたのが、
薬の効果でおとなしくなり、集中して聞いてたところは授業の理解も進んでいましたが、こんな不安そうな様子になると返って逆効果。
主治医(日本人)にはすぐに相談できる環境ではなかったので、親の判断でストップさせて良かったと思いました。

今は食欲も睡眠も取り戻し、元気も回復しました。
集中力は、以前ほど散漫ではなくなり、薬は怖いなとおもいつつもあの時に少しの間のませたことで効果がほんの少しはあったのかなと…
終わってみてそう感じています。が、やはり精神のお薬はこわいのですぐに相談できる環境に主治医を探すのが一番だと思います。
海外在住者はその点が難しい人が多いのでは・・と思います。

2年とコンサータその後

2018-04-04 02:01:51 | アメリカ生活


こちらに来て丸2年が過ぎ、既にイースターも終わりました。現地校の春休みも終わったというのに4月に入ってすぐにまた雪が降り、またまた週明けは休校になりました。
今度は夏休みが減らされるのかな…

イースターの季節には、スーパーやお店でエッグハント用の卵の入れ物や、その中に詰めるチョコレート、ヒヨコやウサギのぬいぐるみなどがたくさん売られました↑ こんなでかいヒヨコちゃん(実はアヒルか?)もいます。

ちなみにこのスーパー(Shop Rite)は、割合新しくて広い。家から直近のスーパーより品揃えが良くて野菜も新鮮なのに安いので好きです。



冷凍食品や冷蔵物のレーンが3〜4列あります。広すぎて、初めは場所の把握に時間がかかりましたが最近はさすがにわかるようになりました。

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さて、秋から長男がのんでいたコンサータですが…服用している間は、授業や宿題に集中できる時間が増えているように見えていました。急に走り出したり、ジャンプの回数も減った。…と思っていました。
が、思い起こせば、これらの行動は全部「元気が無くなった」からと言えるような変化の表れだったと思います。

結論から言うと、5ヶ月目に入った年明けには服用をやめました。

服用中は確かに集中しているように見えるし、そうだったと思いますが、服用していない時の落ち着きの無さが薬によって抑えられていたんだと思います。

ただ集中できているのならいいけど、実際は元気もない…
加えて「食欲の急激な低下」「不眠」の副作用がハッキリと見られ、なるべくたくさん食べてもらえるように本人の好きなものを中心に食事を作りました。薬の効き目は12時間だけなので朝6:30にのむと、夕方6:30には薬は体外に出ているはずですが、食欲低下と不眠の副作用は続いていました。

さらに、秋の新学年スタートに合わせてクラス替えや新しい担任の先生。環境もガラッと変わったことも心理的な負担だったと見えて、自分の髪の毛を抜くようになってしまいました…
抜毛症(トリコチロマニア)と呼ばれる、不安症から出る症状らしいです。

長くなったので、続きはまた次回で…