能登町、恋路海岸。
それよりも、ここのトイレなんだけど、いまどき珍しく灰皿がついている。そしてその灰皿には吸殻がのこっている。
喫煙者が白い目で見られ、小さくなっているこの時勢に、なんと公衆トイレに灰皿が悪びれもせずに付いている。
だれも不思議に思わないのだろうか。そして、どのようにしてこの灰皿を使うのだろうか。
まずトイレに入ったときは、たばこを吸ってないと思う。
なぜなら、今時どこの市町村も歩行喫煙は禁止だろう、禁止までなくても、かなり厳しく指導があるはず。
よって、てぶらでトイレに入るはず。
そして、まずはオシッコをする、見ると灰皿がある、まだオシッコの途中。
さて、ここです、ここ!
(1) オシッコをしながらたばこを取出し吸う。
(2) オシッコが終ってからたばこを吸う。
どちらだろうか、いや、(1)(2)とも考えにくい。
(1) は手を放すから、オシッコが自分にかかるかもしれない、危険である。
もし、オシッコがかかってしまったら、手洗いの水をばしゃばしゃやって、オシッコじゃなくて水がかかったような振りをして、「いやぁ~、まいった、まいった、水道の水がはじいちゃって、ぬれてしまった。まいったなぁ~、いやいや、けしてオシッコをはじいたわけではないんだよ。」
といい訳をしなければならない。
(2) は、オシッコが終ったあと、あの狭くて臭いトイレの中で、ゆっくりたばこを吸う気になるだろうか。
たばことは、広々とした空気の良いところで吸うものではないのだろうか。
とすれば、現に灰皿に乗っている吸殻はどのようにして吸ったのだろうか。
謎である。
写真は恋路海岸トイレ