おーっ! 太陽が沈んでゆく、海に沈んで行く。
まってくれ太陽よ、沈むのをもう少しまってくれ、私が行くまでまってくれ、おお太陽よ、私が走って行くからまってくれ。
薄情な太陽は、私の声など聞こえないかのように、ゆっくりと沈んで行く。
そして、私は新たな発見をした。
沈んで行く太陽を受入れる海は、太陽よりも大きかったのだ。
薄情な太陽が沈んでから、あたりはすっかり暗くなった。
薄情な太陽よ、おぼえておけ、おまえがジリジリ照らして、私の衣服をはぎ取ろうとしても、私はけしておまえに負けない。
たとえ汗で体がぐしゃぐしゃになろうとも、たとえ、世界中のトイレに鍵をかけようとも、私はおまえに屈服はしない。
私は、私は、、、のぐそでもなんでもしてやる!
写真は輪島市渋田町海岸