幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

新潟旅行記・グルメ編「へぎそば」

2024-10-09 | グルメ

新潟旅行の二日目は「弥彦神社」に参拝。

創建以来2400年以上の歴史があり、毎年140万人もの参拝者があるという。

 

手水で手を清め口をすすぎ、二の鳥居の先に歩みを進めると、まるで空気が入れ替わったようである。

うっそうとした大木の林のなか、石畳の参道を進む。

本殿に向い、何段かの石段で高くなったところに大きな門(随神門)が現れる。

 

門をくぐり拝殿の前で、今回の旅の無事をお祈りし手を合わせる。

 

参拝を済ませ、Kさんは、昼食をとる予定の「へぎそば」のお店「小嶋屋総本店」さんへ車を走らせてくれた。

店頭には、ゆっくりと水車が回っている。

ちょうど昼めし時で混んでおり、席の空くのを待つことになった。

 

「そば」は大好きなので各地を食べ歩くが、日ごろ食べる機会がない「へぎそば」を食べられるとはうれしい。

お店のパンフレットを読むと、「へぎそば」の「へぎ」とは「剥ぐ」のなまったもので、そばを盛る器に、木を剥いだ板を使ったことからきているそうだ。

待ち時間を利用して、写真入りのメニューを見ながらあれにしようか、これにしようかと悩む。

飲み物の「生ビール」は迷うことなく決まったのだが、肝心の「そば」が目移りしてなかなか決まらない。

結局、へぎ蕎麦と秋の天ぷらのセットにした。

(写真は食べる途中で撮ったもの)

 

「へぎ」に盛られたそばは、「布乃利(フノリ)」という海藻をつなぎにしたもので、その盛り方も独特である。

一口で食べれられる量に小分けにされているひと固まりを手繰り寄せ、そばつゆにつけてすすり込む。

つゆは辛すぎることはなく、そばをドボッと浸けてたべてちょうど良いぐらいである。

「地元産の蕎麦」を「石うす」で挽き、「フノリ」をつなぎに打った麺は、ツルっとしたなめらかさがありのど越しが良い。

そばの乾かぬ間に一人前をあっという間に平らげ、追加で半分の量を茹でてもらい、それもペロっと完食。

 

越後・魚沼は米どころとして有名であるが、この旅で、蕎麦の産地でもあることを知った。

そばのおいしいのは、挽きたて・打ち立て・ゆで立ての3立てと言われる。

それを産地で味わえるとは願ってもないことであった。



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